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すし
2020年12月21日 06:31
こんにちは、すしです。僕は今年で社会に出て3年目の若造社会人。転職したこともない、今の会社が1社目のどこにでもいる平凡なサラリーマンだ。なんなら大学に入る前に2年間の浪人をしているので、同級生よりも遅れているくらい。やっと手に入れた自由を謳歌していた大学生だった僕も就職することになる。今まで居心地の良い場所を選んで生きてきた僕にとって社会人生活は、今までとは比べ物にならないほど大きな”
凡才
2021年1月22日 23:57
これは、この日本のどこかにいる一人の若者「マナブ」の、「はたらく」を考える短編小説です。完全フィクションで、小説内に書かれている人物・団体は存在しません。稚拙な部分も多くありますが、ぜひ読んでいただけますと幸いです。◆序章ーーAM1時過ぎ。終電だというのに、山手線ではスーツを着た大人たちが席を埋めている。僕も空いた席に腰を下ろし、小さく、ふぅ、とため息をついてみる。周りを見渡すと、