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質的研究のためのリサーチ・アプリ活用法 Obsidianの思考 Ⅰ-2 PKM/PKGの歴史的推移とObsidian [前編]
このnoteは,Obsidian Advent Calender (2023.12.24) のnote でもあります。
そこで,オープニング画像もクリスマス仕様となっています。
はじめに2020年の5月にv0.5.0として限定公開され,2022年の10月にv1.0として正式リリースされたObsidianは,2023年12月現在,さらに進化を遂げつつあります。(正確なユーザー数は分かりませんが,最
質的研究のためのリサーチ・アプリ活用法 【理論】アウトライン・プロセッサーからアイデア・プロセッサーへ その2
タイトルのその1では、(1)アウトラインには構想としてのアウトラインと,構成としてのアウトラインの二種類があること,(2)そして,構想から構成へのアウトラインへの移行には問題が生じることを指摘しました。今回は,(2)の問題を具体的に考える事から始めましょう。
構成としてのアウトライン(執筆作業)ここで,もう一度、研究をデザインしていくときの構造の違いを確認しておきます。
先回指摘したように、情報
質的研究のためのリサーチ・アプリ活用法 【理論】アウトライン・プロセッサーからアイデア・プロセッサーへ その1
書く作業は、立体的な考えを線状のことばの上にのせることである。
ー 外山滋比古『思考の整理学』 ー
このノートの第一回目では,連載ノート全体の目的・基本的タームの説明と予定している構成を書きました。
今回は,【理論】C.情報デザインアプリの発展 の1項目である
「C-2 アウトライン・プロセッサーからアイデア・プロセッサーへ」 です。
先回のノートの続きとして何を書こうかといろいろ考えて
質的研究のためのリサーチ・アプリ活用法 ―研究の情報デザイン― 【導入】その1
目的と対象この連載ノートでは、レポートや論文を書く人を対象に、どのように情報をデザインして、研究を進めていけばよいのかを考えていきたいと思います。
とりあえず、大学でレポートや卒業論文を書かなければいけない学生や、投稿論文や修論・博論を書こうという院生を、このノートの主要なターゲットに考えていますが、すでに方法論を確立している研究者・教員や、知識産業に従事したり,自ら勉強を積極的に進めている一般