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<読書>コンビニ兄弟ーテンダネス門司港こがね村店ー

本屋大賞受賞作の著者、町田そのこさんの「コンビニ兄弟ーテンダネス門司港こがね村店ー」を書店で見かけて、気になって購入しました。

・コンビニ兄弟ーテンダネス門司港こがね村店ー  著者:町田そのこ


九州だけで展開するコンビニチェーン「テンダネス」。

その「テンダネス」の店舗・テンダネス門司港こがね村店が物語の舞台です。

テンダネス門司港こがね村店の店長・志波三彦は常に独特のフェロモンを発している人で、ファンが多数います。

そして、店長には、廃品回収業および何でも屋をしているツギという兄がいます。

その兄弟と、兄弟の周辺の人々(コンビニの店員や常連客)が主な登場人物です。

短編集ですが、それぞれの話は、兄弟の周辺の人たちの視点で語られています。

各短編の主人公がトラブルに遭遇したりするのですが、困惑する主人公に手を差しのべるのは、志波やツギやコンビニの常連客です。

登場人物たちが個性的で、漫画を読んでいるような気持ちでどんどん読みました。

しかし、ふりかえって再読してみると、各短編の主人公の事情や、心の揺れが丁寧に描かれていると感じました。

また、ちょっとしたきっかけで、今まで他人だった人たちがつながれる可能性があると気づかせてくれます。

テンダネス門司港こがね村店の店員や常連客たちは、店長の志波やツギに助けられながら、新たな人間関係を築いています。

今現在、少々寂しさや疎外感を感じている人がいたら、読んでほしいストーリーです。
そして、「必ず誰かとつながることができる」という、この本からのメッセージを感じてほしいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

コンビニ兄弟の続編もおすすめです↓↓↓


 こちらも町田そのこさんの著作です。お勧めします。↓↓↓




 









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