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PMSはタンパク質と鉄分不足
PMS(生理前症候群)でお悩みの方は、タンパク質不足と鉄分不足の可能性が高いです。
漢方薬などを試す前に、まずはタンパク質と鉄分を補給することを始めてみましょう。
①タンパク質の1日必要量
例えば厚生労働省の基準値(推奨量)によると、
成人男性は1日60g、成人女性は1日50gとしています。
体重や年齢のことも考慮すると、
基本は体重60kgの人なら1日60gと、
(体重の数字)g
が1日のタンパク質摂取量の基準ラインとみていいと思います。
②どんな食品でタンパク質を摂ればいいか?
卵が一番おススメです。1日3個くらい食べてください。
1個6gなので、3個食べればタンパク質18g摂取できます。
コレステロールの心配は現在の栄養学では不要です。
お肉とお魚、乳製品もしっかり摂りましょう。
大豆は大豆イソフラボンが女性ホルモンに影響を与えるので、ほどほどにしましょう。
そして、次におすすめは「プロテイン」です。
1日2杯飲めば、タンパク質は30g~40g摂れます。
③多くの人は鉄分不足
日本人女性の多くは鉄分不足の状態にあると、精神科医の藤川徳美先生はご自身のフェイスブックや著書で提唱されています。
食生活で鉄分の摂取が決定的に少ないのに加え、特に月経、妊娠、出産などで鉄を失っている世代の女性はかなり深刻な状態とも言えます。
食事で鉄分を1日必要量摂取するのはほぼ不可能なのと、医者から処方される鉄剤は鉄イオンがむき出しの状態なので、飲むと胃がむかむかする人が多いです。
そして日本のサプリにはヘム鉄しか販売されていないのですが、1錠6mg~15mgで、ただでさえ2割程度の吸収率なのにこの量では、1日必要量は到底摂取できません。
そこで、鉄分サプリに関しては
アメリカ産の「キレート鉄」をお勧めします。
価格も1500円前後と比較的安価(2年前は今の半額くらいだった)で、
1カプセル36mgということで、十分な量の鉄分を摂取でき、しかも吸収率がヘム鉄よりもいいのが特長です。
さて、鉄分を摂取する前に再度確認しておくことがあります。
それは
●タンパク質を1日必要量1か月以上欠かさず摂取している
ということです。
タンパク質不足の人が急に鉄分を摂取しても、いくらキレート鉄でも身体か鉄分を受け入れる体制になっていないので、おなかを下したり、胃がむかむかしたりなどの不調を感じることが多いです。
タンパク質を必要量1か月継続して摂取してからキレート鉄サプリを始めてください。
そして、1日に飲む量ですが、
まずは慣れるために、サプリの記載通りの1日量を摂取するのがいいと思います。
つまり1日1カプセルということになります。
継続して摂取しているうちに
朝の目覚めがよくなったり、冷え性が治ったり、不安やパニックで落ち込むことが減ったり、疲れにくくなったりなどの体感がはっきり現れてくるので、そうなれば「身体に鉄分がいきわたり始めた」という理解をしてくださればOKです。
最後にキレート鉄サプリを飲むときのポイントをまとめておきます。
①タンパク質を必要量1か月継続して摂取してからキレート鉄サプリを始める
②ビタミンEといっしょに摂取しない(鉄は夜にとるのをお勧めします)
③タンパク質・ビタミンC・酸っぱいものといっしょに摂取する
④牛乳・お茶・コーヒーで飲まない
⑤糖質は控えて、鉄などの浪費を防ぐ
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