40年来悩まされてきた謎の湿疹と慢性の下痢から解放され、心も身体も軽くなった(1)
私は、今人生で一番忙しい時を過ごしているが、同時に今人生で一番体調が良い。その理由は、栄養に関する自身の常識が根本的に変わり、それを実践したからだ。
実は、小学生のころから、「寝ても疲れが取れない」「朝、寝起きが悪い」「ちょっとしたことでイライラする」「慢性の下痢」「原因不明の湿疹が両足首やふくらはぎにできて激しいかゆみの後、水泡となる」といった症状に悩まされてきた。それぞれ医者の診断を受けても、特に原因はわからず、完治せぬまま大人に。
1.疲れやすく、疲れが抜けない体質
小学生のころから、朝が弱く、7~8時間寝ても、午前中は頭がぼーっとして、午後になってようやくエンジンがかかってくるという日々を過ごしていた。
中学生になり、部活動で激しい練習をし、夜は勉強(遊び?)で寝るのも遅くなると、朝なかなか起きれないのはもちろんのこと、昼間は眠くなり、夜は若さと気合で乗り切るという生活だった。
20代になってもその傾向は変わらず、疲れたときは、リポビタンDなどを飲用して乗り切ったりしていた。あとはタバコとコーヒー。この究極のセットで体をだましてきた。
30代になり、回復が遅くなってきたのを感じ始め、食生活を見直し、バランスの良い食事と、アリナミンAやキューピーコーワゴールドなどのビタミン剤を服用し始めるも、一時的によくなるだけで根本的には変わらず。
そして40代になり、ますます回復が遅くなってきたので、サウナに行ったりマッサージに行ったり、あらゆるサプリを試したりと試行錯誤しましたが、特に変わらず。
一番困ったのは、仕事では午前中に会議があったりすると、とにかくぼーっとしてしまって頭が働かないこと。そして家庭では、朝、妻に話しかけられても答える気が起きないし、頭が回らないので、そんな私に妻はイライラし、そしてケンカに、という悪循環。また買い物に行っても、30分ほど歩いただけですぐ疲れて休憩したがる私に妻はイライラし、そしてケンカに、という悪循環。
2.妻は出産後、貧血→PMSに
妻は出産後、貧血症状に悩まされ、そちらは鉄剤を服用してある程度回復するも、PMS(生理前症候群)になやまされることに。
とにかく生理1週間前くらいから、精神的に不安定になり、私にとっては「青天の霹靂」と言えるくらいに、いつもなら怒ったり落ち込んだりしないことでも突然怒り出したり、あるいはひどく落ち込んだり。
PMSということに気付かなかったころは、私とケンカすることもたびたびで、ケンカの度に対処法を確認し合ったりするも、次の月には別のことで衝突したり、の繰り返し。
後日、PMSなのではということで、産婦人科を受診し、加味逍遥散(漢方薬)を処方されるも、一時的には良くなったものの、根本的な解決には至らず。
3.実は日本人の多くは「質的栄養失調」
そんな私たち夫婦は、状況を改善するため、いろいろ試行錯誤した中たどり着いたのが、藤川徳美先生のfacebookの記事。
藤川先生は、日本人の多くは「質的栄養失調」であり、世間一般で言われている「バランスの良い食生活」やいわゆるヘルシーな食生活を心がけている人ほど、その傾向が顕著であるとおっしゃるのです。
藤川先生が「質的栄養失調」として指摘されているのが、
1. タンパク質不足
2. 糖質摂取過剰
3. 鉄分不足(主に女性)
4. ビタミン不足
5. ミネラル不足
そこで、私たち夫婦も、「高タンパク+(ゆるい)糖質制限+鉄分補給+メガビタミン」を実践することに。
4.実践の結果
タンパク質については、たまごを毎日食べることを意識すると同時に、「プロテイン」を利用し、体重の数値と同じ g 量のタンパク質摂取を開始。ちなみに私は体重70kgなので、1日に必要なタンパク質は70g ということになる。
糖質制限は、まずはゆるめに開始。お米の摂取量を半分に減らし、スナック菓子や清涼飲料水は飲まないようにしたりした。
鉄分補給は、アメリカのサプリを利用。
メガビタミンについてもアメリカのサプリを利用。
その結果、
「私」: 目覚ましが鳴ったらシャキッと起きられる
朝、頭がボーっとしない
朝から家族と普通に会話ができる
午前中の会議も、きちんと発言できる
買い物に行っても、すぐに疲れなくなった
ちょっとしたことですぐイライラしなくなった
下痢が治った
原因不明の湿疹が治った
「妻」: PMSが改善した
冷え性が改善した
風邪をひきにくくなった
原因不明のかゆみが起きなくなった
などなど、いままでの苦労は何だったのだろうかというほど、改善したのです。
詳細については、ぜひ藤川先生の本をお読みいただき、参考にしていただければと思います。
次回続編として、私の「下痢が治った」ことと「原因不明の湿疹が治った」ことについて書きたいと思います。
(つづく)
(次の記事)夢は世界征服 ~小学生時代(3)~