かずぽ

料理と石探しと感覚とたまにゲーム稀に音楽

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最近の記事

人は裏切らない

先日長野に来て初めて花火を観に行った。 今まで観てきた花火など比べものにならないくらい、とても大きな尺玉ばかりが打ち上げられていた。 話は日常になり、 現在勤めているリゾートホテルには本当にたくさんの人達が働いている。 そんな中でも俺は洋食厨房に居るんだけど、携わっているスタッフ達に接していると、其々の人となりを感じる事ができる。 仕事を教えてくれる人によって、 「まあこれくらいでいい」 という基準にバラツキがあり、素直にそのままやってしまうと上の人に叱られたりする

    • 魂のありがとう

      『本当にありがとうございます』 と穏やかな笑顔で、朝食担当の長に頭を深く下げられた。 ………… 俺は、短期とはいえ久しぶりに厨房職に就いて、働けなかった時間が長かった分、働けることへの感謝が溢れている。 だからと言って何か特別な事をするわけでもない。 ただ、この洋食厨房の中にあって社員や他のパートアルバイトの手の届かないところを自分が担う事で、全体の負担が減り、職場の雰囲気が穏やかになり、笑顔が増えたらいいなと思っている。 現在朝食担当の長を務めているのは、定年でパー

      • なんとなく

        先日の仕事休みの日、湧き水を汲みに行く途中の話。 目的地まで70箇所くらいカーブがある所謂峠道をクルマで登坂している時、ミラー🪞もないのに対向車は完全に死角になる危険なカーブに差しかかった。 細い道幅でしばらく走っていても自分達家族の車しか通行していなかったんだけど、 「なんとなく」そのポイントだけは絶対的な嫌な予感がして、カーブに差しかかる200mくらい手前から最徐行をしながら近づいたその時‼️ もの凄いスピードで反対車線をはみ出しながらドリフトして下ってくるTOYOTA

        • 俺の魂

          『この(ペティ)ナイフは誰のですか?』 今日持ち場が一瞬一緒だった、定年された元副料理長(現在パート)が俺に問いかけた。 「あ、僕のです😅」 と答えると、 『メチャメチャ切れる❗️💦○○(投稿主)さんの切ったフルーツの断面が凄く滑らかですね。これが切れない包丁でやると果物のジュが出てきたり食感が粗くなってダメなんですよね』 と長くフレンチに携わっていた彼を唸らせた。 その眼には歓びも帯びているようにも思えた。 新しい職場に就任する前日から、使うペティナイフと牛刀を日

          ちきしょう

          ちきしょう。 悔しくて自分に腹が立った。 ただサラダ用オニオンスライスをスライサーで造るだけ、ただそれだけの事。 それだけの事なのに、厚くおろしてしまった。 俺が使ったスライサーは古く、頻繁に都度都度厚さを調整しないとネジがゆるんでくるものだった。 それは分かった上で、何度も調整しながら調整しながらおろしたが、やはり厚みが出てくる箇所はままあった。 それを朝食担当の長に指摘され、『こんなスライサー使うからダメなんだよ』と叱られてしまった。  どうやら新しい小型の、厚さが

          ちきしょう

          俯瞰ライフ

          大分今の仕事先にも慣れてきた。 色々な人がいるから、それぞれの立場でそれぞれの捉え方をする。 いつも疲れていて溜息の多いベテラン派遣バイト、食材に対して現職の副料理長よりも厳しい(というか当たり前)こだわりがある元副料理長、 辞めたいが口癖の新入女子社員、 フロントスタッフの愛想が悪く気分が悪いと文句を垂れる70代のパートのばあちゃん、 従業員食堂のゴハンを楽しみにしているサービス係の若手女子社員達、 その後ろで4人席にドカッと1人で陣取りイヤホン🎧をつけながら大きな声で動

          俯瞰ライフ

          フリーターをヘッドハンティング⁉️

          派遣会社でとりあえず働いたのは、実はその前に大手会員制リゾートホテルの短期バイトに応募していたからだった。 ……6月の終わり頃無料求人案内誌を観ていたら、 【時給1,600円、交通費、従業員食堂2食付き、(寮無料完備)】 という記事を見つけ、サービス係やプールの監視なんかもあって、その中にレストラン調理補助というのもあった。 今までこんな高い時給で働いた事がなかったため、俺なんて採用されねぇか、とか少しだけ思いながら、ホテルに連絡を入れ履歴書を書いて速達で送ることに。

          フリーターをヘッドハンティング⁉️

          5ヶ月振りの社会復帰

          そしてとりあえずの生活費が必要なため日払いの派遣バイトを探した。 創業○○○年の老舗旅館の配膳の仕事に応募したが、程なくして決定し、3日間限定の中居さんをやる事になった。 仕事内容自体はごくシンプルで、器やお膳のセット、簡単な接客、清掃など。 1日6時間の仕事だったが、 「長時間畳の上を歩き続ける事」 が俺の人生の中にはほぼ無かったのもあってか、 足の甲が腫れたかと思うように痛くなり、膝にも腰にもかなりの疲労が溜まってしまった。 ただ歩くという事にも、靴を履いて地面を歩く

          5ヶ月振りの社会復帰

          かずぽの今1

          実を言うと、今年の1〜2月に遺跡発掘調査で働いて以降、まともに働く事が出来なかった。 なんとなく毎日が過ぎているようで、大して家事もしない、いわゆるダメ人間のようになっていた。 子供も妻も養っていかなければならない身分として、働かないという事がどれだけの事か、そんな事も分かった上で、言いようのないものが胸の奥にあったり、SNSでの知り合いや友達の楽しそうな投稿を観たりすると、なんとなく鬱鬱としてしまう自分がいたり、何かに縛られて動く気力が全く湧いてこなかったのだ。 Faceb

          かずぽの今1

          熱血じいちゃん

          先日某寺で開かれた、インド仏教の最高指導者と云われる佐々井秀嶺氏の講演会に参座してきた。 佐々井氏曰く、インドの仏教信仰者はデータ上は800万人弱だが、感覚では1億人はいるとのこと。 なかなか大きく出たなと思ったが、感覚など千差万別だからそこを否定するつもりもない。 肝心なお話しの内容はというと…… 声がしゃがれているのと、興奮すると入れ歯だかなんだかがフガフガするのか、ほぼ聞き取れない(^◇^;) そこで私は単語だけをとりあえず拾い、あとは秀嶺氏の有り様を感じようと

          熱血じいちゃん