俯瞰ライフ
大分今の仕事先にも慣れてきた。
色々な人がいるから、それぞれの立場でそれぞれの捉え方をする。
いつも疲れていて溜息の多いベテラン派遣バイト、食材に対して現職の副料理長よりも厳しい(というか当たり前)こだわりがある元副料理長、
辞めたいが口癖の新入女子社員、
フロントスタッフの愛想が悪く気分が悪いと文句を垂れる70代のパートのばあちゃん、
従業員食堂のゴハンを楽しみにしているサービス係の若手女子社員達、
その後ろで4人席にドカッと1人で陣取りイヤホン🎧をつけながら大きな声で動画通話をするフィリピン人アルバイトetc…
まあ兎に角色んな意味で退屈しない環境ではあるのだけど、何より不思議と、人見知りだと自分自身を思っていた俺がこの入り乱れる人種の中、その状況を楽しんでいる事がしっくりきている事に微かな驚きを感じている。
そしてしばらくマトモに働けなかった自分にとって、こんな高い時給というのもあるけれど、働けるだけでも感謝が溢れてくる。
そんな状態になると、何を言われてもプラスでしかなくなる感覚がある。
何にしても、誰かが何かを発する言葉には必ず理由があるし、その誰かの言葉に惑わされることもない。
自分が物事を大きな球体で捉えられていたら、もうそれでいいのだ。
ミーティングでは毎日のように経費の事が話題にでるが、俺にGMやらしてくれたら、各職場で経費削減、売上利益がアップした何割かをその職場に還元するよう仕組み作りをし、グループ会社含め年間1000万以上は経費削減出来る根拠のない自信がある。
しかし今の俺の立場は、ただの短期アルバイトでしかない。
それ以上でもそれ以下でもない。
だだ色んな事を俯瞰しながら過ごす今を、
まんざらでもないように思っている自分がいる。