『「介護時間」の光景』について。
約2年間、ほぼ毎週『「介護時間」の光景』という記事を書き続けています。
先週、10月17日で「129本」になりました。
考えたら、いつも読んでくださてっている方には内容もわかっていただいていると思うのですが、タイトルだけ見たら、なんだか分からない記事になっているのではないかと改めて気がつきました。
今回は、この『「介護時間」の光景』という記事について、少し説明をしようと思います。
よろしかったら、読んでもらえたら、ありがたく思います。
介護の時間
介護を始めたのが1999年。それから2007年までは、母と義母の二人を、介護していた時間でした。
母には入院してもらい、そこに多いときは週に5日通い、帰ってきてからは、妻と一緒に義母を介護する生活が続きました。
仕事もやめて、介護だけをして、病院に通い、帰って、また介護をするだけの同じような毎日が繰り返されていました。
いつも同じように限られた光景だけを見続けていたのですが、毎日のように何かしらの小さな変化があったり、ささやかな出来事があるのに気がつくようになりました。
そのことを書き留めることで、毎日が同じでないことを、自分自身に確認したかったのかもしれません。
そして、主に病院に通う毎日のことを、その時の同じような毎日を、似たような気持ちでも、マメに記録するようになっていました。気持ちが動かなくなっているような日々で、その時の自分でも、わずかにでも感情があることを確かめたい思いもあったのかもしれません。
「介護時間」の光景
その自分が書き留めた記録を元に、その文章を書いた「○月○日」と同じ月日に記事にしているのが、『「介護時間」の光景』です。
《たとえば、(129)の記事の内容は、2002年10月17日のことと、2022年10月17日の出来事です》。
そして、現在の同じ日に、介護が終わってから、どんなことをして、どんな気持ちなのか、その時から歳月が経って、どのような変化があるかも一緒に記録しようとしています。
この記事を書き始めたのが2020年からなので、コロナ禍になり、再び、閉塞感の中で生活を続けている毎日になっていることが、書かれているはずです。
そして、今週の10月23日から、10月29日まで、1999年から2008年までの、どの年の記録を探しても、この「光景」を書いたメモがありませんでした。
だから、今週は、この記事はありません。
家族介護者の気持ち
こうして、昔のことを書いているのは、断片的ですが、家族介護者の気持ちの理解が少しでも進むかもしれない、と思っているからです。
特に、家族が入院したり、入所したりしても、そこに通い続ける人たちがいて、それは「通い介護」といっていい行為ではないかと思う部分もあり、そのささやかな一例としても、伝えようと思いました。
いつも読んでくださる方には、重複する情報で申し訳なかったのですが、ずっと『「介護時間」の光景』のシリーズを当たり前のように書き続けて、その記事が載らない週に、改めて少し説明しようと思いました。
今後も、よろしくお願いいたします。
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