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miho
2023年3月12日 01:11
…月もおぼろな黄昏時になると香りがどことも知れずほのかにただよう…(林逋の詩より)満月の夜のしんと冷えた時間には帯のように漂う梅の香りがある。そんな話を耳にしてからこの時を待ちわびていましたまん丸の月が西の山に傾くころ梅が放っていたのは色を使っても白黒でもあらわせない、と思うはじめて知る香りでした山一帯をおおう梅林の所々には地形や風向きや温度の具合で香り
2022年10月2日 00:19
色んな月と過ごした秋の夜長山の端からのぼってくるそろそろかなと待ちわびた月ほど深く印象に残っていますアトリエでの書のお稽古では“好きな和歌をしたため掛軸を作る”を目標に練習をはじめましたその方が選ばれた西行さんの和歌は目で追う連なる言葉も声に出した時の音もその想いも美しいものでしたお稽古の小休憩でご一緒したお茶はPavillon Sous La Lune “ 月の下