
生米からつくる『中国風ニラ粥(韮菜粥)』のレシピ 2021/05/10
「あ、このままいくと調子崩すやつだ」というときに、ニラを食べるようにしています。寝起きのすっきりしない感じや、謎の肌荒れ。なんとなくどよ〜んとした気持ち。
ちいさな不調のサインを見つけたら「むしろ気づけてよかったわ〜」と気持ちを切り替えて、とっておきのニラ粥をつくるのです。なんてったってニラとごま油はおいしいだけじゃないすごいコンビ。
ただただおいしいものが食べたいときに、ニラ粥。元気が欲しいときに、ニラ粥。いつでも何度でも食べたくなる、とっておきのおかゆです。
何度でも食べたい『中国風ニラ粥(韮菜粥)』のレシピ
調理時間:約1時間
目的: 血行促進、冷え性の改善、疲労回復
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・1/2合
▶︎ 水 ・・・700ml
▶︎ ニラ ・・・1/2束
▶︎ ごま油 ・・・小さじ1
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/2
おこのみで
▷ 卵黄 ・・・2個
*おいしさの秘密はごま油。ごま油でお米をコーティングしてから炊くことで、出汁を使わないのに旨味たっぷりのごちそう粥になります。
【 作り方 】
①厚手の鍋に5cm幅に切ったニラ、よく研いだ米、ごま油を入れて混ぜる。
水700mlを入れる。
②フタをせずに、鍋を中火にかける。
③ふつふつと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。弱火に30分かける。
④塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして10分蒸らす。お好みで卵黄とともに器に盛りつけたら、完成!
【 作り方 (詳細)】
①準備
厚手のお鍋に、5cm幅に切ったニラ( 1/2束 )、研いだ米( 1/2合 )、ごま油( 小さじ1 )を入れて混ぜます。
ニラは葉の部分だけでなく、茎っぽい部分もおいしいので、根元ギリギリまで入れました。
ザルを使うのが億劫で、お鍋の中でシャカシャカ研ぎました。そこにニラとごま油を入れれば洗い物が少なく済みます◎
ちなみに、細かな隙間に油が入り込んでしまうため、土鍋は油を使う料理には向きません。ツヤツヤとした素材の厚手のお鍋がおすすめです。今回は宮崎製作所ジオの片手鍋18cmを使用しました。
材料を入れて混ぜたら、水700mlを入れます。
こんな感じです。用意ができたら火にかけていきます。
②中火
沸騰するまで、フタをせずに中火にかけます。
焦げつかないようにお鍋の中心と火の中心を合わせます。めちゃめちゃ良い香りがしてきます。
わ〜…いい香り…いい香り……「ニラ×ごま油」という組み合わせがそもそもずるいですよね〜〜〜。夫がニヤニヤしてました。さてはニラ粥だってことに気づいたな。#ニラ粥 #おかゆ作ってます pic.twitter.com/ACOolvhcnO
— おかゆ研究中 鈴木かゆ (@kayu_szk) May 9, 2021
③弱火
お鍋の中がふつふつと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。
底にくっついた米粒をそっとはがします。ニラが表面を覆っていて一体いつ沸いたのか判断しにくいのですが、だいたいで大丈夫です。(今回はちょっと早かったかもしれません)
箸を渡してフタをして、弱火に30分かけます。
あえての放置です。混ぜずに開けずに、じっと待ちます。
④仕上
塩( 小さじ1/2 )で味をととのえたら、火を止めます。
朝にいただくので薄味に仕上げました。お昼ごはんにいただくなら塩小さじ1くらい入れても良いのかもしれません。
フタをして10分蒸らします。
蒸らし時間に味が馴染んでいい感じに仕上がります。この間に卵を割ったり、スプーンを用意したりともろもろの支度……
おかゆを器にもりつけて、卵黄をのせたら完成です!
これこれ!この香り〜…!一体どうしてこんなにいい香りになるのか謎すぎます。
もう全力を使い果たしました〜…というお姿のニラ様。お疲れさまです。
そもそもニラを"煮込む"ってタブーな感じありますよね。ニラは最後の最後にささっと加熱するだけとするレシピは、ニラの鮮やかな色やシャキシャキとした食感を残すためなのでしょうね。
このおかゆでは色や食感を犠牲にして、その代わりにニラの香りや旨味を引き出す感じです。ニラが持っている旨味が余すことなくお米に染み込んで、ごま油とともに食欲を掻き立てる香りが爆発しています。
卵黄を潰して、とろ〜んとする感じもたまりません〜…!
夫「ニラ粥専門店があったら絶対流行るよ〜」
私「たしかに〜!茶粥みたいな感じでニラ粥もひとジャンル築けるよね」
夫「そうそう。あとさ、風邪の時にもこれならイケそう。普通のたまご粥より食べやすい」
私「なるほど〜」
ニラ粥、大絶賛。
ちなみに残りの卵白と、残りの1/2束のニラは、スープにしてお昼にいただきました。
中華だしと塩で味をつけ、グツグツと煮立ったら卵白をぐるんと回し入れます。卵がふわんと仕上がったら、ニラを入れて再び煮立てば完成。
パパッと胡椒をふりかけて、と。
これまたおいし〜い!王道のニラのおいしさです。
朝のニラ粥では旨味と香りを引き立て、お昼のスープでは色と食感を活かして。おいしさの種類が違うからか、「またニラ〜?」という感じはしませんでした。
ニラって奥が深いお野菜ですねえ。
ニラ粥との出会いは以下の記事で。
今週のおかゆ
2021年第19週目(2021/05/10〜2021/05/16)のおかゆのテーマは『ととのうおかゆ』。
「あ、風邪ひきそう」「生活が乱れ気味かも」と自分の違和感に気づいたときに、すぐに自分をチューニング。「ととのった〜!」と明るい気分になれるようなおかゆを目指す一週間にします。
5月10日(月) 何度でも食べたい『中国風ニラ粥(韮菜粥)』
5月11日(火)
5月12日(水)
5月13日(木)
5月14日(金)
5月15日(土)
5月16日(日)
どんなおかゆに出会えるかたのしみです。
ごちそうさまでした!