メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(401)-(405)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
最近、ちょっと忙しいです😖
noteの記事のペースは変えないようにスキマ時間をみつけては書き溜めしておりますが、最近はそのスキマ時間もどこいった🤔?という感じです。
X(旧: Twitter)についてもなるべくお返事をしようとしておりますが、お返事を書くのが翌日…、なんてこともしばしばあります。
ご心配をおかけしているかも知れませんんが、お含みおきいただきますようお願いします☺️
メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております(元旦よりツイート再開!)。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その81)】
【メタルのおまけ】
DSM-Iの前には米国精神医学会(APA)と精神生成国家委員会が1917年に作成した「精神異常のために施設で使用する統計マニュアル」というマニュアルがあったよ。でもこれはどちらかといえば入院を要する重症患者のデータを元に作成され、あまり実用的ではなかったそうだよ。その代わりに米軍が独自開発したMedical203をベースに作成されたDSM-Iの方が広まったんだって。
↓未読ですが、米軍の医療ってメチャクチャしっかりしているイメージがあります。
【メタルのおまけ】
大人気漫画SPY×FAMILYですが主人公のロイド・フォージャーはスパイなんだけど、ニセ精神科医としてオスタニア(東国)に潜入しているよ。DSM-IIを含めリアルな設定がある一方、精神科的にはちょっとありえない話もあって面白いよ。詳しくは鹿冶さんの記事を参考にしてみてね!
↓小生のnote過去記事です。是非、ご高覧を!
【メタルのおまけ】
DSMの地位を確固たるものにしたDSM-IIIに対する評価は様々あるよ。それまでの精神医学的診断は診断基準がなく各医師の「経験」に委ねられていたけど、DSM-IIIの登場で画一化されることでより科学的なアプローチを可能にしたんだ。しかし、その一方で精神分析が衰退した原因ともなったよ。
↓精神分析をしている医者は少なくなりましたが、最近こんなドラマを発見!ちょっと面白そう?
【メタルのおまけ】
DSM-IVが登場してから疾病喧伝(Disease Mongering)の問題が出てきたよ。これは、製薬会社が薬の売り上げ増加のために、啓発と称して薬ではなく「病気」を宣伝してまわることだよ。これは精神医学だけでなく生活習慣病などでも当てはまるけど、過剰な啓発はいたずらに不安を煽るだけになっちゃうね…。
↓疾病喧伝についてはデイビット・ヒーリーの著書が有名です。日本語版もありましたが、amazonで探せませんでした…。
【メタルのおまけ】
DSM-5導入時の目玉だった多元的(ディメンション)アプローチ…。僕も注目していたけど、結局はカテゴリー分類からは抜け出せていない印象だね。とは言え、ディメンションアプローチは「XXという症状があるから●●障害」というシンプルなものではなく、様々な症状が連続的に評価される「カラースペクトラム」的な感じになるから、今の精神科臨床では受け入れられるのに時間がかかりそうだね。将来的には、「君の精神状態は色相#c71585だね」って診断になるかもよ(鬱病や双極性障害という病名がなくなるかも)?
↓DSM-5の改訂版です。小生、恥ずかしながらまだ購入しておりません😅
【メタル君の考察】
今回は「DSM」に関してツイートしたよ!
DSMは精神科医が診断するための重要なツールなんだけど、最近はその杓子定規的なやり方に疑問をもつ精神科医も増えてきたね。
僕は症状のチェックリストではなく、患者さんのバックグラウンドや声にならない心の叫びを聞き取ることこそが精神科医の真骨頂だと思うよ。
これからもジャカスカとマニアックな精神医学ネタを提供するぞ!
↓はぐれメタルのローラークリーナーだそうです!ちょと欲しいですね☺️
【X(Twitter)】
X(Twitter)もやっています!宜しけば、絡んでくださいな☺️