メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(131)-(135)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
何だか寒い日が続きますね…。
日照時間も少なくて、なんだか気持ちもスッキリしません。
そんな憂鬱な気持ちを吹き飛ばす…か、どうかは分かりませんが、今週もメタル君の呟きの総集編をお届けいたします!
今回は第131回から135回までのネタのまとめです!
note民の皆様も、ご興味があれば是非小生のTwitterを覗いてみてください☺️
Twitter民の皆様も、Twitterでは語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その27)】
【メタルのおまけ】
コタール症候群の患者さんの中には、「自分は宇宙と一体化して無になった」「宇宙が滅んでも自分は死ねない」「一兆年たっても苦しみ続ける」などと随分スケールの大きいことを言う場合があるよ。これを巨大妄想と呼ぶんだ。なんだか「すげ〜」と思っちゃうけど、本人はこの苦しみから解放されないと思い込んでいるので、とても辛い思いをしているんだよ。
↓ゾンビと聞いてこれを思い出す人は多分同世代?
【メタルのおまけ】
シャルル・ボネは視力障害をベースに起こる幻視だけど、他の幻覚を伴わないこと、そして妄想がないことから、一般的には精神疾患とは区別されるよ。当然、抗精神病薬は無効であり、確立した治療法はないよ。患者さんは、「目が見えないのに、映像が見えるなんて言ったら、頭がおかしいと思われる…」と症状を隠すこともあるから、視力障害の人が「幻を見る」ことがあることを臨床医は知っておくべきだよ。
↓オリバー・サックスの著書にもシャルル・ボネのことが書いてあります。
【メタルのおまけ】
自分の手が勝手に動いたら、さぞかしビックリするよね?一般的に、エイリアンハンドは右手の動きを左手が邪魔するパターンが多いよ。責任病巣は脳梁膝部、脳梁体部前半、右前頭葉内側などが挙げられるよ。鹿冶先生が診ていた患者さんは、診察後に握手しようとした右手を左手が止めようとしていよ…。左手さん、握手ぐらい自由にさせてあげて!
↓同じ「エイリアンの手」でも、こっちは便利かも!
【メタルのおまけ】
疫学調査によると抗精神病薬投与中の患者の0.42%にピサ症候群を認めるそうだよ。一方パーキンソン病においては研究報告によって大きく異なり、2%以上の患者でみられるとする研究もあるよ。抗精神病薬が原因なら減薬が必要だけど、それでも無効の場合は抗パーキンソン薬や運動療養、ボツリヌス菌毒素療法、外科手術、深部脳刺激(DBS)が行われることがあるよ。
↓ピサの斜塔のパズルだそうです。ちょっとほしいかも?
【メタルのおまけ】
犯人のヤン=エリック・オルソンは人質と131時間にわたり一緒に立て篭ったよ。籠城中、当時のスウェーデンの首相が人質と電話で話をしたとき、なんと人質は犯人の要求(刑務所にいる犯人の仲間の釈放)をのむよう懇願したんだ。警察の突入によって人質は無事解放、犯人は逮捕され懲役10年の判決を受けたよ。刑期を終えたオルソンは結婚するけど、その相手は刑務所にいたときにファンレターを送っていた女性だったそうだよ。以前、鹿冶さんが紹介した「ハイブリストフィリア」を参考にしてみてね!
↓以前書いたnote記事です!是非、ご高覧を!
【メタル君の考察】
今回は精神医学に関係する「症候群」を中心に紹介したよ。
いずれも稀な症候群ばかりだから、ドクターでも知らない人は多いかも知れないよ。
...、鹿冶さんは「憂鬱な気持ちを吹き飛ばすっ」って、最初言っていたけど、ネタ的に爽快感はなかったね😅
今後はもうちょっと明るいツイートを心がけるよ!☺️
↓メタル君のペン!
【Twitter】
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