スポーツと精神医学(2): 青少年における団体スポーツと個人スポーツのメンタルヘルスの比較〜海外文献の紹介〜
皆様こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です。
夏といえば 甲子園(高校野球)ですね。
外来のロビーで試合が放送されていると、診察の合間、しばらく立ち止まってしまいます。
小生、特に贔屓にしている球団もなく、普段野球をそれほど熱心には見ておりません。
しかし、炎天下のもと、高校球児たちが一生懸命に白球を追う姿を見ると、 思わず「頑張れ!」の一声をかけたくなります。
診察がひと段落つき、「さて結果は?」と再びロビーに立ち寄ると、勝利に歓喜する球児らがTV画面いっぱいに映し出されます。
球児らが喜びを爆発させる姿を見ると、別に地元の高校でも無いのに、自分もアルプススタンドで欣喜雀躍する思いになりますね。
しかし、暫くするとTVカメラは、試合に負け悔し涙を拭う球児らも映し出します…。
中には大差をつけられて屈辱的な敗北を喫し、チーム全体が泣き崩れるチームもあり、そんな様子を見ると急に切なくなって来ます。
ところが、負けたチームの中には、涙を堪えながらチームメイトを慰め、周囲を励ます選手もおります。
この支え合う若人の健全さも、夏の甲子園に涼風を吹かせます...。
ごくありふれた光景ではありますが、いつもように感動し、診察室の椅子に深く腰掛けて余韻に浸ります。
「待てよ…?そういえば…。」
ふと「野球のような団体スポーツって、メンタルヘルスにポジティブに働くのでは…」という疑問が湧いてきました…。
そこで早速パソコンで文献検索したところ…、ありましたよ!青少年を対象とした興味深い研究が…!」
と言うことで、今回は団体スポーツと個人スポーツをメンタルヘルスの観点から調べた文献を紹介します!
【論文紹介】
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