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精神科医、●▲■

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とある精神科医が経験した症例集。 笑あり、悲しみありの、ちょっと不思議な物語。 尚、プライバシー配慮のため、論旨を変えない程度に脚色しております。
医師歴20数年の現役医師の経験をご紹介します。
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記事一覧

精神科医、解剖実習を思い出す(後編)

<前編のあらすじ> 【鹿冶梟介、麻痺する】“腕神経叢事件”の後、鹿冶梟介もBも予習して解剖…

精神科医、解剖実習を思い出す(前編)

皆様、こんにちは!鹿冶梟介(かやほうすけ)です。 医学部で最も特殊な講義と言えば…、”解剖…

精神科医、進路指導する。(後編)

【精神科医、進路指導する】十二月、師走。 師走の「師」とは僧侶を意味するそうだが、この時…

精神科医、進路指導する。(前編)

皆様、こんにちは!鹿冶梟介(かやほうすけ)です。 唐突ですが、皆様は「進路指導」をしたこと…

精神科医、「君の名は。」(後編)

【精神科医、立ち会う】 定刻通り鷹山病院に2名の警察官が姿を現した。 身元特定のため、鷹…

精神科医、「君の名は。」(前編)

皆様、こんにちは!鹿冶梟介(かやほうすけ)です! 藪から棒で恐縮ですが、”全生活史健忘”と…

精神科医、病院百物語をする(後編)

【B医師: 中庭の怪音】「なるほど……自信があったから"百物語をしよう"って提案したんか?ちょっと反則だぞ、それ」 ゾッとしながらも精神科医は、Aを非難した。 「おっと、賭けははじまってるんだから中断は無しだ(笑)。…… じゃ、次!」 ドヤ顔のAの隣に座っていたBが「次は僕か……」とビールを煽った後、やおら語りはじめた。 あれは研修医時代の話なんだけど、夕方東病棟と西病棟の渡り廊下を歩いていたら、中庭で"ドスン!"ってすごく大きな音がしたんだ。 その音って、何て言

精神科医、病院百物語をする(前編)

皆様こんにちは!鹿冶梟介(かやほうすけ)です。 ご存知かも知れませんが、長年病院で勤務を続…

精神科医、神父になる(後編)

(前編までのあらすじ)【精神科医、閉口する】「いや〜、なんだか凄そうな相談だったね」 A医…

精神科医、神父になる(前編)

こんにちは、鹿冶梟介(かやほうすけ)です! 皆様、人様から"拝(おが)まれた"ことはありますか…

精神科医、ツッコむ

皆さんこんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です。 突然ですが、関西出身の方って話が本当に面…

精神科医、離島へ行く

皆さん、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です。 それにしても、暑いですね〜。 こんな日…

精神科医、狼じいさんと会う(後編)

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精神科医、狼じいさんと会う(前編)

みなさま、イソップ寓話の「嘘をつく子供(狼少年)」の話はご存知ですよね? 羊飼いの少年が、退屈凌ぎに「狼が来た!」と村人に嘘を付き、繰り返し騒動を起こしますが、そのうち信用されなくなり、本当に狼が来たときには誰も助けに来なかった…、という話です。 この寓話から、「嘘はダメ」「正直に生きるべき」ということを、皆様も幼少の頃に学んだと思います。 今回紹介するエピソードは、十数年前に「狼少年」…、ではなく、「狼じいさん」と呼ばれた患者さんと出会った話です。 今回は、記事が長