七月十五日 ボルタンスキー、それからタイムボンベ
昨日、クリスチャン•ボルタンスキーの訃報を知った。七六歳だったそうだ。
どれだけ才能のある芸術家でも、命は有限なのだ。分かっていることだが、改めて痛感した。二年前の国立新美術館で催された回顧展へ行けたのが、せめてもの救い。
「大切な人とは会える時に会うべき、書籍は見つけた時に手に入れるべき」
これはもはや変え難い、というか、これこそがこの世で確信し、証明できる数少ない「真実」かもしれない。ただし、その資格が私にあるのかどうかはまた別の話。
兎にも角にも、私た