【書評】を書いた本が100冊に達しました~アクセス数ランキング~
noteに書評を書き始めて約1年、書評を書いた本が100冊になりました。
以前書いたように、私がnoteに書評を書くのは、読んだ本の内容を忘れないため、図書だよりのネタをストックするため、という二つの理由からです。
したがってアクセス数はそれほど気にしていないのですが、それでもアクセス状況を見ると、どの本が世間で人気なのかがおぼろげながら見えてきます。
今日は100冊到達記念に、アクセス数ランキングトップ5をご紹介します。
第1位『流浪の月』(凪良ゆう)
2020年の本屋大賞作品です。書評を書いたのはずいぶん前ですが、未だに読まれています。アクセス数はダントツで、2位とはダブルスコアくらいの差があります。本屋大賞の力と作品の力でしょう。
第2位『十二国記』(小野不由美)
息が長い異世界ファンタジー作品です。18年ぶりに長編の続編が出て話題になりました。そろそろ短編集が出るはず。この作品を図書だよりで取り上げたら、意外なことに生徒よりも職員がまず反応を示しました。
第3位『ライオンのおやつ』(小川糸)
瀬戸内にあるホスピスが舞台のお話。死生観を問うような作品です。これは書いた当初はそれほど反応がなく、「重たいストーリーの小説はみなさん読みたくないのかな」と思っていたらその後じわじわとアクセス数が伸びていきました。どこかの媒体で紹介されたのかもしれません。
第4位『熱源』(川越宗一)
第162回直木賞作品です。樺太アイヌと祖国を追われたポーランド人の邂逅を主軸としたお話。ストーリーが壮大で、あらすじを要約するのに骨が折れました。面白くて泣けて感動して、なおかつ民族問題を理解できる良作です。
第5位『首都感染』(高嶋哲夫)
新型ウイルスによるパンデミックのお話。これが5位に入っているのはまさに世相を反映した結果だと言えそうです。新型コロナも収まる気配を全く見せないので、この作品もまだ多くの人に読まれているのでしょう。作品中でも、収束の決め手になったのがワクチンでした。
以上、アクセス数ランキングトップ5でした。
なお、「この本の書評を書いてほしい」というリクエストがあればどうぞお寄せください。