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夏でもホットコーヒーを。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

基本的に冷房が苦手な人間。冷房がガンガン効いた職場では、長袖を着ていないと仕事ができぬ人。

「寒い」という現象全般が苦手というわけではなく、クーラーが苦手なのである。自然な寒さは耐えられるが、強制的に涼しくなっている感覚がどうも馴染めず。

思い返せば、学生時代から冷房をあまりつけなかった。

受験時期は早めに登校して勉強していたが、クーラーをつけないものだから「なぜ人がいるのに涼しくないのだ」と言われる始末。

大学時代は冷蔵庫かのように極寒の講堂。弱冷房が最適の少数派は長袖を着て授業を受ける。

なぜ半袖短パンの出で立ちなのに、ここまで設定温度を下げないとならぬのか。人類の個体差には驚愕するところがある。

そんな状態ゆえに、冷房が効いた空間で冷たい飲み物を飲めないタイプ。喫茶店やカフェでは常にホットコーヒーを注文する。

この時期は、注文時に「ホットで」と伝えておかないと、当たり前のようにアイスが出てくるのできちんと伝える。

もちろんアイスコーヒーを飲まないわけではない。

ロックアイスを敷き詰めたドリップポットに、濃いめの珈琲を抽出してつくるアイスコーヒーは非常に美味しい。

ただそれは、外で飲むときとか、身体が熱くなっている状況下で飲むときである。感覚で言うと、祭りで食べる「かき氷」に近い。

屋内で食べるのも美味しいけれども、屋外かつ人の密度も高い暑い場所で食べるからこそ、より美味しく味わえるものではなかろうか。

そんなわけで、寒い場所では熱いコーヒーを飲むのが最適である。スタバでフラペチーノなんて冷たい物を頼んだら、身体が冷え切ってしまう。

それに、熱いコーヒーは身体を温める以外にも、私の中で一種の覚醒を呼び起こす。

覚醒の効果とは、意識の解放だそうだ。一杯のコーヒーを飲み始めてから飲み終えるまでのあいだ、僕は意識が解放されるのを楽しんでいるのだろうか。

杉田淳子 武藤正人「こぽこぽ、珈琲」28頁より抜粋

本を読む、記事を書く。それら「集中するぞ!」と思うタイミングには、熱いコーヒーが必要なのだ。

熱いものを飲んでこそ、身体も精神の熱も高まるのではなかろうか。

そんなホットコーヒー中毒者の詭弁なり。それではまた次回!

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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