本と旅する
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
すでに東京に帰って3日も経っているのに、未だに京都の気分が抜けてない人。それだけ向こうの生活が楽しかったのだろう。
それはさておき、話は京都旅行の1ヶ月ほど前に遡る。
当時見たテレビにて、都内のスタンプラリーを巡る外国人観光客の中に、持参した本にスタンプを押している方がいた。
てっきり東京が舞台の小説なのかと思いきや、名言を集めた自己啓発的な本でズッコケたが、これはこれで面白いなと思った。
パスポートに出入国のスタンプを押してもらうように、自分が持っている本にその地域のスタンプを押す。
人によっては、「本にスタンプを押すなんて勿体ない!」と思うかもしれないけれども、私は「自分だけの思い出の本になる!」とわりと賛成派である。
そもそも私は読了した本をほぼ蔵書にするタイプ。書き込みしすぎて売れない本が増えてから、買い取りに持っていくのをやめた。
書き込みはしょっちゅう。居酒屋で知り合った人から美味しいご飯屋さんを紹介してもらった時は、真っ先に本の見返しに記入する。
たまに本を読み返すと、日付とメモが残っていたりする。あぁ前に読んでいた時は飛行機の上だったのかとか、作家のあとがきのような文章もしばしば。
そんなわけで、せっかくの京都旅行で真似しよてみた次第。それが冒頭の写真である。
京都が舞台の作品に京都のスタンプを押す(この本だとヴィクトリア朝京都だが)。
個人的には、とても気に入っている。いい感じにその章の雰囲気に合っていたり、全く同じ地名や場所が出てくると尚良し。
人によっては本への冒涜だと思う人もいるかもしれないので、積極的な推奨はしない。
ただ、旅先の思い出として、思い入れの1冊にする点でも良いのではないかと思われる。
こういう遊び心もエエじゃないかってね。それではまた次回!