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落語

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落語稽古日誌(25):10年前の鑑賞記録

落語稽古日誌(25):10年前の鑑賞記録

Facebookに書いてきた記録を掘り起こして一部修正してnoteにまとめ直している。今では鑑賞がかなわなくなった師匠がたもいる。
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三遊亭遊馬師匠の独演会に落語稽古仲間といっしょに出かけました。
・遊馬師匠の師匠である小遊三師匠との対談
・遊馬師:池田大介
・小遊三師:長命
・遊馬師:死神
池田大介ってどんな噺だろと思ったが、落語仲間が以前に落語教室で稽古していた「佐々木政談」の別名だった

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落語稽古日誌(24):「平林」の稽古

落語稽古日誌(24):「平林」の稽古

Facebookに書いてきた記録を掘り起こしてnoteにまとめ直している。
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都内某所で「平林」の稽古をつけていただきました。
この夏は、声の出し方、表情、所作など落語における表現の「型」をもっと身につけたいと思い、噺の内容がシンプルで、登場人物もそこそこいて、どういう展開にするか自分で工夫をあれこれ考えられるものにした。認知能力が落ちているので、長くて複雑な噺にすると、話を覚えるのでいっぱ

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落語稽古日誌(23):落語選手権への応募

落語稽古日誌(23):落語選手権への応募

Facebookに書いてきた記録を掘り起こしてnoteにまとめ直している。
落語大会、コンテストのたぐいにも応募するようになった。
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今日の夜は、某落語選手権に応募するための事前審査用ビデオ収録会に参加します。
やっとのことで覚えた「金明竹」をまたやれるのでうれしい。

ご一緒したみなさんは受賞歴があったり発表会以外にもいろんなところで高座に上がったりしているベテランの方が多く、見ていて勉強

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落語稽古日誌(22):10年前の鑑賞記録

落語稽古日誌(22):10年前の鑑賞記録

Facebookに書いてきた記録を掘り起こしてnoteにまとめ直している。今ではもう鑑賞がかなわない、もしくはたいへんにチケットがとりづらくなってしまった師匠の高座鑑賞記録もあった。小三治師匠の落語会は人間国宝(重要無形文化財保持者)の認定を受けてからはじめて訪れたもの。
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小三治師匠の死神をはじめて生でききました。かなりたっぷりだったのでラッキーだったとおもう。
以前はまくら40分のあとち

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落語稽古日誌(21):10年前の鑑賞記録

落語稽古日誌(21):10年前の鑑賞記録

Facebookに書いてきた記録を掘り起こしてnoteにまとめ直している。今ではもう鑑賞がかなわない、もしくはたいへんにチケットがとりづらくなってしまった師匠の高座鑑賞記録。10年後まさか笑点で見ることになるとは・・・。
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ひそかにファンである春風亭一之輔師匠の落語を初めて生で聴きました。

最前列中央で表情から所作からよく観察できて、贅沢なことでした。自分なりの味付けを加えて演じるというこ

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落語稽古日誌(20):落語の稽古が普段の活動に役立つ

落語稽古日誌(20):落語の稽古が普段の活動に役立つ

落語の稽古が普段の活動に役立つことがたくさんある。そのひとつが、尺の長さや相手によって同じ根多でも噺の仕方を変えていくことである。

本業で自分の研究について人に話すというとき、1時間なら1時間、3分なら3分、1分なら1分で自分が何をやったのか話せるようにならないといけないと個人的には思っている。相手が誰かによっても使う言葉を変える必要がある。自分自身もなるべくそうありたいと思っているのだが、落語

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◆落語稽古日誌:第20回仔鹿寄席

◆落語稽古日誌:第20回仔鹿寄席

同じ落語教室でともに落語を学ぶ有志による落語会「仔鹿寄席」。ひょんなことから初めて幹事をつとめることになった記念すべき第20回。

出演者の皆さんとお客さまにたすけてもらってどうにか無事終えました。自分のネタは「湯屋番」でした。ご来場ありがとうございました。細かい話はまたいつか。

次回の高座は某高齢者施設の予定。

◆落語と心理学(1):落語と心理学のつながりは?

◆落語と心理学(1):落語と心理学のつながりは?

落語をどのように心理学と結びつけて考えられそうかを考えていて、自分でも落語を習いはじめたばかりの頃は「噺家の師匠は噺をどのように覚えているのか、高座に上る前にどのように思い出しているのか」くらいしかせんぜい思いつかなかった。自分が覚えるのに苦労していたからである。こんな本まで読んでいた。

が、これまで好きで聴いてきた経験や習ってきた経験を振り返ると、まだまだ思いつきレベルだけどいろいろと浮かんで

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落語についての調査報告

落語についての調査報告

これからは週末には落語関係の投稿をするようにします。

今年の日本心理学会のデジタルポスターをやっと登録しました。今年は「落語を演じる経験は演者に何をもたらすか:社会人落語家を対象とした検討」というタイトルでの調査報告です。落語教室のみなさんがたには調査にご協力いただいてほんとうに感謝です。ありがとうございました。

落語と専門(心理学、社会福祉学)を絡めて何かをしたいと思いつつ、なかなかかたちに

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落語と心理学(仮)(0):前口上

落語と心理学(仮)(0):前口上

- 落語の稽古歴が今年で9年目となる。専門の心理学と何かの形でからめてみたい、とかなんとか言ってずいぶんとたってしまった。下手でもしょうもなくてもともかく形にすることにした。何千字で、なんていうとぜったい挫折するので、せいぜい400から500字程度のをこつこつと。
- 落語と心理学、小ネタでもなんでもよいので絡んでいれば何でも良しで。一般教養の心理で学ぶような概念を落語のネタや登場人物の行動とから

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落語稽古日誌(19):「初天神」の稽古開始

落語稽古日誌(19):「初天神」の稽古開始

今日から落語教室の後期稽古がはじまりました。稽古する新ネタは「初天神」。
「牛ほめ」→「金明竹」→「道具屋」→「かぼちゃ屋(まだ稽古中)」ときて5つめです。
前期が6月まで、後期が7月から、だとなぜか勘違いしてしまい、稽古場にいくまですでに発表会済みの前のネタ「道具屋」をずっと頭の中でさらっていた。発表が終わったら「卒業」というシステムなのを理解していなかった・・・。

やむなくこれまでみた動画の

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落語稽古日誌(18):1年経った

落語稽古日誌(18):1年経った

落語の稽古をはじめて一年たった。こんなに続くと思わなかった。最初の落語体験教室で「牛ほめ」覚えて終わりかなと思っていたのに。習い事最短記録(ピアノ、10ヶ月)を越えたので、次は小学校のときにやっていたモダンバレエの継続期間3年をめざします。
くわえて、ふだんの業界外のお知り合いがとても増えました。社交的でない自分には信じがたいことである。これからもよろしくお願いします。
きょうはこれから落語教室で

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落語稽古日誌(17):発表会で「道具屋」披露

落語稽古日誌(17):発表会で「道具屋」披露

1月から稽古に行っている都内某所の落語教室発表会でした。ネタは「道具屋」。
会場がプロも公演を行う立派な高座で,出囃子も三味線の生演奏というありさま。尋常でない緊張が襲いましたが,なんとか噺そのものの方は大きなミスなく終えました。

が…着物の着かたがゆるく,座布団に座わった時点ですでにはだけていた。なんとか直したいなーとずっと思いながら登場人物の与太郎の着物がはだけてることにして噺の中で直してみ

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落語稽古日誌(16):「道具屋」の稽古も大詰め

落語稽古日誌(16):「道具屋」の稽古も大詰め

都内の落語教室で「道具屋」の稽古5回目。発表会直前なのでみなさんけっこう仕上げてきてらっしゃいました。

自分もこの形でやろう、というのがほぼ固まったので胸をなで下ろしたのであった。前回師匠から「顔が怖い」といわれたのだが、それも多少は低減したみたい。緊張がすごくなると顔がこわばってひきつってしまう。
あとは今日指摘された所作を直しつつ、発表会当日まで鏡の前で練習あるのみであります。
とちって笑わ

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