「頑張らない」ことを、頑張らない
日本人はつい頑張ってしまう国民性。どうしてもこの頑張り教から抜け出るのは至難の業。昨今よく見かける「頑張らない」とうメッセージ。いろいろな方が提案しています。
私も「頑張らない」系の書籍を読んできました。
そして「頑張らない」を実践しようとすると、つい頑張らないことを頑張ってしまっている自分に落胆します。
そもそも頑張るって、ダメなんでしょうか?
決してダメではないけれど、生きずらいと感じるから「頑張ることをやめてみよう」というのが、最近の風潮なのだと思います。
でも今、周りでどれだけの方々が、頑張ることをやめられているのでしょうか。
頭ではわかっていても、頑張ることをなかなかやめれないのが現状だと思います。
また、頑張りたくても頑張れない自分を責めて、自己否定してしまっている人もたくさん目にしました。
頑張ることをパッと卒業して、サクッと幸せになった方の書籍やSNSを目のあたりにしては、また自己否定するという負のループにハマります。(← 私です・・・)
私たちの頑張りは、朝 目が覚めた時からスタートします。何かの行為の前に必ず、「頑張って」の副詞が付きます。
「頑張って」何かをやるのがもうデフォルトになっていたります。
こんなに頑張ってしまう理由は、
「頑張らないと、(将来)ヤバいことになる」と、生存サバイバルができないという強迫観念が根底にあるから。
行動の動機が、ネガティブ感情(不安、恐怖、罪悪感、劣等感、無価値感、無力感)から来ているので、それを克服する意味で無意識に頑張っちゃうのです。
そして、ネガティブ感情から来る行動は、心身に負担とストレスがかかるから長続きしない → 続かないから結果が出ない → 結果が出ないからまた頑張る → もう頑張れない・・・ となります。
では、「頑張り教」から抜けるには?
長年染みついている「頑張り教」は、直ぐに完全に無くすことは、難しいかもしれません。薄皮一枚一枚、剥いでいくスピード感です。
まずは、
「頑張らない」ことをムリして「頑張らない」
なぜなら、私も含め多くの方はそう簡単に頑張ることを止めれないから(笑)
そして、
「”楽しく” 頑張れることを、増やしていく」
と同時に、
「”苦しく” 頑張ることを、減らしていく」
あなたは、”苦しく”頑張っていることは、けっこう多いでしょうか?
例えば、苦手で嫌いなことをいっぱい頑張っていませんか?または、本当は我慢していることをいっぱい頑張っていませんか?
私の場合は、会社組織で働いていた時は、”苦しく頑張る”ことが全体の90%だったのですが、今はだいぶ半分以下に減っています。そして、意識して ”楽しく”頑張れることをコツコツ増やしていています。
イチロー選手や大谷選手にはもちろんなれませんが、彼らみたいに、”楽しく”頑張れる人生に少しずつ近づいていけるかなと思っています。
「頑張る」も「頑張らない」も、今私たちが幸せを感じれたら、究極にはどっちでもいい。ずっと苦痛でさえなければ。
私たちは、苦行のために生きているのではなく、
超絶幸せになるために生きているのですから、ネ!これは、忘れないようにしたいな。