フラワーデモしちゃいます。
2021年3月7日に行われたフラワーデモ名古屋で
性被害者本人のデモスピーチ全文を投稿させていただきます。
私には5才年上の長姉のむちこさんと
年子の次女姉さんがいます。
私と次女姉さんが4〜5才の頃、
むちこさんから性暴力を受けていました。
むちこさんはいつも決まって
妹たちの世話をするふりをして
お風呂へ連れて行き、
むちこさんの性器を
妹たちに触らせたり、
指を挿入させるなど
強制的にさせられました。
性行為以外でも、
父が子どもたちにも見えるように
乱雑と置かれた成人雑誌やAVがあり、
それらをむちこさんが持ってきて
一緒に見たり読むことも強制されました。
当時、幼かった私と次女姉さんは
親の次にむちこさんが怖い存在でした。
それでも母にむちこさんからの
性暴力を訴えました。
しかし訴えても、
性暴力が終わることは
ありませんでした。
むしろ性暴力をしてることを
母に告げ口した妹たちに対して
むちこさんがブチ切れて、
親の見えないところでむちこさんは
妹たちに暴言・暴力を振るい
性暴力が続きました。
この性暴力生活は1年ぐらい続き、
幼かった私たちにとっては
長くて苦痛の性暴力生活でした。
そのせいなのか、
当時の私は失語症になってしまい、
次女姉さんはPTSDという
精神疾患を患ってしまいました。
次女姉さんは性暴力で受けた
心のダメージは大きく、
幼い時の記憶はむちこさんからの性暴力と
昆虫の脚をもぎ取る残酷な遊びしか
思い出せないそうです。
その事について、
次女姉さんの治療を担当する
精神科の先生は
「苦しかった性暴力生活の記憶を
思い出さないように心の奥深くまで
当時の記憶を仕舞い込んで精神状態を
維持しているのでは」
と次女姉さんに
教えてくれたそうです。
現在、私と次女姉さんは
結婚・出産しましたが、
子育てでオムツ替えや
お風呂の世話などをしていると
当時の性暴力を思い出して
辛い気持ちになります。
ましてや次女姉さんは
PTSDが悪化してしまい、
支援が必要なぐらい
自立が難しい状態で家事育児を
苦しみながらやっています。
この話を地元の性暴力相談の窓口や
心療内科で話しても、
加害者である、むちこさんが
当時9〜10才ぐらいの同性の未成年なので
半信半疑な対応をされてしまいました。
でも実際、むちこさんは
当時、未成年だった男性に
手を出してむちこさんは妊娠。
その事がキッカケで私は
過去の性暴力がフラッシュバックして
「むちこさんは大人になっても
子供みたいな相手を性対象として見るのか」
と強い怒りが込み上げてしまい、
むちこさんと殴り合いの喧嘩までしました。
今現在、むちこさんは未成年だった男性と
結婚して出産しているそうですが、
むちこさんの気色悪い手で
赤ちゃんの下の世話をしていると思うと、
吐き気がします。
幼い時の私たちは
性暴力を防ぐ力と知識が無かったので
結局、泣き寝入りしかできず、
今現在も性加害者に
罰する罪が無いので、
毒姉さんみたいな性加害者たちが
私たちと同じ日常生活をしている事に
恐怖と強い怒りを感じます。
どうか性被害者と加害者が出ないための
対策法案の成立と性教育を
強化していただきたいです。
以上で、
フラワーデモのスピーチでした。
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