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「ユースセンター」って、どんな場所?

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学校でも家庭でもない、中高生のための第3の居場所「ユースセンター」。このマガジンでは、カタリバや、カタリバと連携する団体が運営している全国のユースセンターの紹介や、スタッフの思い…
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記事一覧

居場所をオープンして多くの出会いが。目指すは「多くの人・経験・目標と出会える居場所」

カタリバは2021年、10代の居場所づくりに取り組む人を支援するインキュベーションプロジェクト「ユースセンター起業塾」を立ち上げました。その起業準備コース第1期生である太田蒔子さんが、研修を始めてから実際にユースセンターを開設するまでを追った活動記を、全3回の連載でお届けしています。 最終回である今回は、2023年春、出身地の千葉県八街市に10代のための居場所「ナッツアップ?」をオープンした太田さんが、現在までに経験した試行錯誤、悩みと喜び。そして、目指していきたいユースセ

起業仲間をどう探す?1通のメールから思いがけない「出会い」と「チャンス」が

カタリバは2021年、10代の居場所づくりに取り組む人を支援するインキュベーションプロジェクト「ユースセンター起業塾」を立ち上げました。 起業・事業づくりを目指す人がカタリバの現場で働きながら準備を進める、ユースセンター起業塾 起業準備コース第1期生の太田蒔子さんは、出身地の千葉県八街市に10代のための居場所を作ることを目指しています。前回の「活動記vol.1」では、起業準備コースに応募した理由や目指すもの、スタート時の活動内容などについてお届けしました。 今回は、八街で

“香り”を探究する中学生が、世界中のあらゆる香りを創る企業の社長へインタビュー!企画~記事作成まで

こんにちは。文京区のユースセンター(※1)「b-lab(ビーラボ)」の運営に携わっている横田です。b-labは、日々中高生たちが思い思いの放課後や休日を過ごす「中高生の秘密基地」です。 前回に続き、中高生の「やってみたい」を実現するためにどのようなサポートを行ったのか、中高生とスタッフのエピソードをご紹介します。 ▼前回の記事  “香り” の探究を深めるために企業へのインタビューを企画!b-labでは年間2回、フリーペーパー「Cha!Cha!Cha!」を発行。制作にはb

スマホ利用は1日9時間ーー今どきの多忙な女子高生が、区が設置するサードプレイスに集うわけ

今どきの中高生たちには、可処分時間の使い道が無限にあります。 YouTubeやTikTokで好きなアーティストの動画をみたり、Netflixでドラマをみたり、InstagramやLINEでコミュニケーションを楽しんだり、Twitterで好きなアイドルの情報を集めたり……友だちと買い物に行ったりカフェに行ったりすることもあります。部活や習い事もあるし、何より勉強も。 そんな忙しい合間をぬって、中高生たちが集まってくる場所が文京区にあります。認定NPO法人カタリバが運営する

声に出せば叶う。中学3年生のある一言から実現した区長と中高生の対談

こんにちは。文京区のユースセンター(※1)「b-lab(ビーラボ)」の運営に携わっている横田です。b-labには放課後や休日になると中高生が訪れ、リビングのようにくつろいだり、ダンスやバンドの練習をしたり、勉強したり……みんな思い思いに過ごします。 そんなb-labでわたしたちスタッフが意識しているのは、ここでしか出会えない憧れの存在との出会いや、多様な体験の機会を提供するなど、中高生の「やってみたい」が芽生えるさまざまな「きっかけ」をちりばめること。 今回は、実際に中高

民間企業からユースセンターへ。中高生のキャリア教育が私のテーマ

学校でも家庭でもない、中高生(ユース)のための第3の居場所である “ユースセンター” 。カタリバでは文京区の中高生が放課後や休日を自由に過ごすことができる「秘密基地」として、ユースセンターb-lab(文京区青少年プラザ)を運営しています。 そんなユースセンターで働くスタッフ(ユースワーカー)へインタビュー!第3弾のゲストは、キャリア教育に軸を置いてユースセンターb-labで働いている山口 さゆり(さゆりん)さんです。 民間企業で働いたのちにユースワーカーとしてのキャリアを

JICA海外協力隊を経験した私が、10代の居場所づくりに挑むワケ

カタリバは2021年、10代の居場所づくりに取り組む人を支援するインキュベーションプロジェクト「ユースセンター起業塾」を立ち上げました。ユースセンター起業塾のコースは主に2つ。1つは10代の学びの機会や居場所づくりに対する事業に助成と支援を行う「事業創造コース」。もう1つは起業・事業づくりを目指す人がカタリバの現場で働きながら準備を進める「起業準備コース」です。 今回ご紹介する太田蒔子さんは、ユースセンター起業塾/起業準備コースの第1期生。出身地の千葉県八街市に10代のため

表現者である私がユースセンターで実現したいこと

学校でも家庭でもない、中高生(ユース)のための第3の居場所である “ユースセンター” 。カタリバでは文京区の中高生が放課後や休日を自由に過ごすことができる「秘密基地」として、ユースセンターb-lab(文京区青少年プラザ)を運営しています。 そんなユースセンターで働くスタッフ(ユースワーカー)へ、カタリバ広報・新メンバーのもりはるがインタビュー!第2弾のゲストは、劇団「アマヤドリ」で俳優として活動しつつ、b-labのユースワーカーとしても働いている大塚 由祈子(ゆっこ)さんで

「誰にでも才能はある」中高生が主役のユースセンターで働く

学校でも家庭でもない、中高生(ユース)のための第3の居場所である “ユースセンター” 。カタリバでは文京区の中高生が放課後や休日を自由に過ごすことができる「秘密基地」として、ユースセンターb-lab(文京区青少年プラザ)を運営しています。 そんなユースセンターで働くスタッフ(ユースワーカー)へ、カタリバ広報・新メンバーのもりはるがインタビュー!第1弾のゲストは、小学校教員の時代を経て、b-labのユースワーカーとして働いている中島 直哉(なかじー)さんです。 ユースセンタ

「『ねばならない』がないところ。」学校でも家庭でもない、中高生のための"サードプレイス"

はじめまして、カタリバで b-lab(文京区青少年プラザ)の運営に携わっている横田です。(カタリバはニックネームで呼び合う文化なのですが、ぼくは「よこしん」とよばれています) 「現場で10代の居場所づくりに関わりたい」と新聞記者を退職して1年半。これまでb-labで、学問やスポーツ、音楽を通した関係づくりや、最前線で中高生と関わる学生ボランティアの育成などに関わってきました。 b-labは、日本を代表する「ユースセンター」のひとつ。この言葉は耳慣れない方も多いと思いますが