ウツ状態をどうにかしたい私が読んだ本のレビュー「うつ病&ストレス対策を学ぼう」また自分を知ったかもしれない
読んだ本のタイトル
感想
特に参考になったのが、自律訓練法 、内観療法、日常内観法。
自律訓練法を読み進めていたら、なんか読んだなと思ったら、尾藤さんのnoteに乗ってた。
さらに、自身の人生、日常を遡って行く内観療法、日常内観法も良い。
もしかしたら俺のウツが治るかも?
でも原因がどうにかならないとダメだな、、
あらすじ・内容
『うつ病&ストレス対策を学ぼう』
〖第1章、ストレスによって起こる病気〗
ストレスとは、ストレス病の発症メカニズム、心因性うつ病とは、ストレス病の種類、現代人に多い〇〇症候群、ストレスで起こる体の病気、ストレス病にかかりやすい性格、ストレスを溜めやすい人の特徴、人の性格は何で決まるのか、うつ病の原因いろいろ、間違ったストレス解消法
〖第2章、うつ病の治療とカウンセリング〗
うつ病の診断、病院でのうつ病治療、リュミノテラピー、病院にかかる際の注意点、良い心理カウンセラーの条件、森田療法、自律訓練法、内観療法、コンプレックス分析、イメージトレーニング法、アロマテラピー、カラーセラピー、快眠健康法、夢の解釈、入浴と健康、ストレスを溜めない12ヵ条
〖第3章、食べ物と心の健康〗
朝はうつの対策を、魚の摂取は自殺を防ぐ、ジャパニーズパラドックス、ストレスに良いサプリメント
人は人生において、迷い、悩み、苦しむ存在です。どんなに幸せそうに見える人でも、辛い過去や人に言えない苦しみを担っているものだとも思います。
考えてみれば、優れた哲学者、宗教家、そして芸術家も自らの人生に悩み、苦しんだ中から、素晴らしい作品を生み出していったものだと思います。仏教の開祖であるブッダは、うつ病だったといわれています。シャカ族の王子として生まれ、何不自由のない生活を送りながらも、29歳の時、名誉も地位もそして家族をも捨てて出家しました。そして、長年の苦行の末に辿りついた境地は「涅槃寂静」というものでした。
『バーリ経典』の中に、次のようなエピソードがあります。舎衛城に住むゴータミーという女性が、男の子を病気で亡くして悲しんでいました。ゴータミーは、人々の心を救うというブッダのうわさを聞いて、やって来ました。
「どうかこの子を生き返らせて下さい」
ブッダは、こう言いました。
「この子を生き返らせたいのならば、町に行き、死者を出したことのない家からケシの実をもらって飲ませなさい」
さっそくゴータミーは町に行きましたが、死者を出さない家は一軒もありません。やがて彼女は、「死とは早いか遅いかの違いだけで、誰にも避けられないこと」を悟り、仏陀の熱心な弟子になったという話です。
ここで大事なポイントが、2つあります。1つは「ブッダは何も奇跡を行っていない」ということ。宗教家であれば、1つや2つ驚くような奇跡話が残っているものなのでしょうが、ブッダの場合は違います。彼の一生は、我々と同じ一人の人間として悩み苦しむ人生であったことが書物に記されています。
もう1つは、ブッダはゴータミーの相談に対して、「悩みの解答を教えていない」ということです。心理学では、これを“非指示的カウンセリング”といいます。カウンセラー自らが解答を言ってしまうのが「人生相談」だとすると、相談者自らが暗中模索しながら「悩みの解答を発見していく過程」にこそ、カウンセリングの真髄があるように思います。
長い人生において、心の病で悩み、苦しむことはけっして恥ずかしいことではありません。北面の武士でありながら、23歳で出家した西行法師もまた、うつ病であったといわれています。「鴫立つ沢の秋の夕暮れ」「願はくは花の下にて春死なん」といった詩が我々の心に響くのも、心の病でもがき苦しみながら辿り着いた境地であったからだ、と私は思います。人は悩み、苦しむからこそ、人として成長出来るのだと思うのです。
(以上、Amazonより引用)