「最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 11」感想・ネタバレ
どんな本?
読んだ本のタイトル
#最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い11 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する
著者:#タンバ 氏
イラスト:#夕薙 氏
あらすじ・内容
次なる暗躍は――北部の戦場を制すため、雷神の力を手にせよ!
前巻からのあらすじ
ザンドラ、ゴードンが起こした帝都での内乱が収束してゴードンは北の辺境に逃亡。
ザンドラは拘束されてアルが魔法の使いすぎで眠りに入ってる間に死罪となっていた。
ただ死罪と言っても7日間苦しんで死ぬ毒を飲ませる死罪で、アルが目覚めた時はザンドラが死亡する直前だった。
そのザンドラの死に際に立ち会うためにアルはシルバーに扮してザンドラの元に行くが。。
死に際のザンドラは、自身の行動に疑問を持ちながら死んで行く。
それを仮面を取って見送るアル。
彼の家族がまた1人減ってしまった。
感想
帝都で起こった皇族のザンドラ、ゴードンの内乱。
首謀者の1人ザンドラは亡くなり、ゴードンは北の辺境に逃亡。
双子の弟レオが軍を率いてゴードンを追ったが、北の連合国からウィリアム王子が率いる援軍が来てレオ率いる軍は敗走し包囲されて籠城するハメになってしまう。
包囲はウィリアム王子に任せてゴードンは、北部の別方面へ侵攻しようとしたが、若き将軍が率いる帝国軍が進路を塞いで膠着状態になる。
皇族嫌いな北部貴族達は北部を舞台にした内乱を傍観。
ゴードンは連合国から増援が来ることを期待し。
皇帝は東部の公国と和平を結び、東部守護のリーゼロッテを北部に派遣しようと動く。
そんな時に、帝都で暗躍したがザンドラの部屋を荒らした際にヘマをして長い眠りについた。
出涸らし王子のアルが一月以上の眠りから覚めてレオの窮地を救うために行動を始める。
ただ、軍は率いないで出涸らし王子は帝都でまだ寝ているという事にして裏で動くと言う。
手始めに籠城してるレオに補給物資を届けるために、儀礼用にしか起用されて無い天隼の航空戦力。
第六近衛騎士隊を起用すると言う。
それに反発する大臣達。
反発を跳ね除けて皇帝はアルの案を採用する。
だが、アルが上手く行かなかったら皇帝は勇爵と共に動くと言う。
内乱に巻き込まれて混沌としている北部はさらに荒廃してしまう。
ただでさえ皇族に反発している北部貴族との関係が崩壊してしまう。
北部の代表的な貴族、ツヴァイク侯爵か侮辱されるのを耐えながら中央との関係を維持していた努力が水疱になってしまう。
そうならないためにアルは密かに北部へ赴く。
包囲されてるレオに補給物資を届けるため、グライスラー家の竜騎士を借りて空輸でレオを支援する。
其処で小柄な身体の飛竜ノヴァと竜騎士フィンに出会う。
旧来の戦法ではなく魔法を放つ魔導兵器を十全に活かせる小回りとスピードを持つ飛竜と竜騎士をアル直属の騎士に引き抜いて、秘密兵器の魔道具を彼に与える。
そして、ネルヴェリッター達を使い、包囲してる反乱軍の補給物資を焼いて、包囲している軍の飛竜隊を陽動して手薄になった包囲してる軍の飛竜を離陸する前に大打撃を与え、追跡して来る竜騎士を引き付ける。
第六近衛騎士隊が襲いかかる。
そしてお互いに陣形を整えて突撃と思ったら。
逃げていた小型飛竜のフィンが先頭を飛ぶ飛竜を撃墜して相手陣形を崩す。
そして、制空権を奪取した帝国軍は補給物資を受け取るが、、
制空権を取り返すために連合国の竜騎士のウィリアム王子が逆襲して来る。
第六近衛騎士隊を率いるレオがウィリアム王子と戦士として戦闘する。
さらにウィリアムの部下の黒竜騎士達を小型飛竜を駆るフィンが倒していくが、、
ウィリアム以上の技量を持つ黒竜騎士のロジャーがフィンに襲い掛かる。
戦争の流れが変わり、レオはウィリアムをこの場に引き付ける事になる。
そしてネルヴェリッターと共に北部のツヴァイク侯爵の下にに行くのだが、、
皇族嫌いの北部の貴族達を束ねるために尊敬している侯爵の元に行ったら侯爵は亡くなっており。
さらに素行の悪い部下が裏切り山賊を領都に入れて略奪が始まる直前だった。
そんな奴等から街を護るツヴァイク侯爵の孫娘のシャルが立ち塞がるが、、
彼女は病の発作で戦える状態では無かった。
其処に傭兵団長のシュヴァイクと、名乗るアルが現れて裏切り者を拘束する。
だが、シャルが古参の家臣達から傭兵を助けたと聞いた事が無いと調べてアルの正体が発覚。
シャルは皇族は嫌いだが、北部のために帝国側に付くと約束する。
キーマンはシャルのもう1人の祖父のローエンシュタイン侯爵。
彼を此方の味方に付けないといけないが、、、
彼は大の皇族嫌いだった。
そして、傭兵団長シュヴァイクとしてローエンシュタイン侯爵に会ったのだが、、
ローエンシュタイン侯爵はアルの顔を覚えていた。
交渉はコレまでかと思ったら、ローエンシュタイン侯爵の部下がクーデターを起こして帝国のために動くなと言うのだが、、
それをアルがネルヴェリッターを使って制圧する。
そして、侯爵はアルの御膳立てを知り孫娘のシャルの未来のため、北部の安寧のために北部貴族をまとめてゴードンを討伐すると決める。
ただ、ローエンシュタイン侯爵は重病で戦に出たら生きて帰って来る事は無い。
確実に戦場で死ぬとわかっていながらも北部連合軍の旗頭となって出陣する。
もう2度と屋敷に帰って来れずに死ぬとわかっていながら、、
アカン、、、
泣けて来た。。
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