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かろ(ペーパー学芸員)
2024年9月17日 22:00
…同じタイトルの本の感想文が続いて恐縮ですが(笑) ステルペローネは1924年生まれのイタリア人病理学者・医学史家。医学知識の啓蒙・科学ジャーナリズムにも関心を持ち、国営放送(RAI)の医学番組のディレクター・コメンテーターを28年間務めていたと略歴にはあります。イタリアでは100冊以上の著作を誇る著者とのことですが、日本語で訳出されているステルペローネの著作は本作のみ。 そして本書の和
2024年9月15日 22:38
入院中に読んでました。 タイトルの通り医学の通史ですが、こんなに面白くていいの?と思っちゃうぐらい、医学が宗教・哲学的なまじない・祈祷から科学に変化している様が読み物としてよくまとめられております。治療や予防といった大きな目的を背景に、学問が人文科学から自然科学へ、そこからさらに社会科学へとも進展しようとしていくなど、「医学」そのものの変化を感じやすい一冊でもありました。 エピソードの書き