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「顔」という非言語情報の塊を、我々はどう「読み過ぎて」いるのだろう展

ズームアウト機能の例

Midjourneyのズームアウト機能で、元の画像を「加筆」することで、この企画を作りました。

作品

背景が、綺麗なのでこちらにしました
ズームアウトを繰り返しても破綻が少ない例です
眠り姫を生成したいわけではなくて
メイクで、かなり印象変わりますね
唇の僅かな違いを、僕らは見落とさないですよね
顎のラインと髪の色で、かなり別人
ズームアウトを繰り返すと、姿勢がおかしくなることもありました。これは、スッキリ立ってくれてます
イタズラ好きで好奇心を感じます
ズームアウトすると、立ち方や髪型など、ほかの情報に表情が埋もれます

おまけ

スマホのゴミ箱、空にしたばかりなのに、1枚6MB前後ある画像が701枚って……
niji・journeyは、同一プロンプトでこの方向に行きました
ここまで、全てniji・journey

言いたいこと

この企画は、AI技術を通じて人間の知覚と感情認識の本質に迫ることを目指した、インタラクティブアートにより、ビジュアル体験を提供します。

【作品の意図】

AIが生成する顔写真を通じて、私たち人間がいかに顔から多くの情報を「読み取ろうとしているか」を体験してもらうことです。

【観察ポイント:4つの境界】

①AIの技術と人間の知覚の境界

  • AIはパターンで描いているだけで、理解していない

  • 技術的には完璧な再現でも、微妙な表情の変化で印象が大きく変わる

  • 同一の顔のパーツでも、全体の文脈で異なる印象を与える


②感情認識の複雑さ

  • 「純粋な好奇心」のような繊細な感情表現が、空間が広がることで、髪や姿勢など他の非言語情報に埋もれてしまう

  • 技術的に破綻しなくても、人には異なる結果を与える


③親密さと距離感の表現

  • クローズアップは親密さや無防備さを誤解させるかもしれない

  • ズームアウトにより「加筆」されると、情報が多くなり全体を見るために部分が薄まる


④人間の顔認識の特異性

  • 個体識別に必要な情報以上に、我々は顔から多くを読み取ろうとする

  • この「読み過ぎ」は文化的かつ生物学的な現象


【制作プロセス】

Midjourneyのズームアウト機能を使用し、約335枚の画像を生成。その中から、技術的完成度の高いものと、微妙な違和感を感じるものを選定し、対比させることで、人間の知覚の特性を浮き彫りにしています。​​​​​​​​​​​​​​​​


Instagramでも体験できます

(リールは全画像収録出来てます。静止画像は20枚まで)

リールを誤解されてInstagramでブロックされたので、素人編集でお恥ずかしいですが、YouTubeに上げてみました。

部活動

現代アートは哲学でもありますね。11月もよろしくお願いいたします。


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