「顔」という非言語情報の塊を、我々はどう「読み過ぎて」いるのだろう展
ズームアウト機能の例
Midjourneyのズームアウト機能で、元の画像を「加筆」することで、この企画を作りました。
作品
おまけ
言いたいこと
この企画は、AI技術を通じて人間の知覚と感情認識の本質に迫ることを目指した、インタラクティブアートにより、ビジュアル体験を提供します。
【作品の意図】
AIが生成する顔写真を通じて、私たち人間がいかに顔から多くの情報を「読み取ろうとしているか」を体験してもらうことです。
【観察ポイント:4つの境界】
①AIの技術と人間の知覚の境界
AIはパターンで描いているだけで、理解していない
技術的には完璧な再現でも、微妙な表情の変化で印象が大きく変わる
同一の顔のパーツでも、全体の文脈で異なる印象を与える
②感情認識の複雑さ
「純粋な好奇心」のような繊細な感情表現が、空間が広がることで、髪や姿勢など他の非言語情報に埋もれてしまう
技術的に破綻しなくても、人には異なる結果を与える
③親密さと距離感の表現
クローズアップは親密さや無防備さを誤解させるかもしれない
ズームアウトにより「加筆」されると、情報が多くなり全体を見るために部分が薄まる
④人間の顔認識の特異性
個体識別に必要な情報以上に、我々は顔から多くを読み取ろうとする
この「読み過ぎ」は文化的かつ生物学的な現象
【制作プロセス】
Midjourneyのズームアウト機能を使用し、約335枚の画像を生成。その中から、技術的完成度の高いものと、微妙な違和感を感じるものを選定し、対比させることで、人間の知覚の特性を浮き彫りにしています。
Instagramでも体験できます
(リールは全画像収録出来てます。静止画像は20枚まで)
リールを誤解されてInstagramでブロックされたので、素人編集でお恥ずかしいですが、YouTubeに上げてみました。
部活動
現代アートは哲学でもありますね。11月もよろしくお願いいたします。
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