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発売一周年|短編小説集『すべて失われる者たち』はどのように読まれたのか

拙著『すべて失われる者たち』が本日九月六日で書店販売からちょうど一年が経ちました。いわく「海外文学の影響を受けた筆致で紡がれる32編の短編はいずれも物語が始まるまでの物語であり、読み手に『生きることのミステリー』を突きつけていく」作品です。

できるだけ多くの方に手に取っていただきたく、手前味噌ですが、いくつかレビューを紹介させてください。noteでは二人の方が紹介してくださいました。

また、Amazonでは2件のレビューが投稿されています。

男性視点と女性視点の作品、あるいは海外を舞台にした作品とバラエティに富んでいる

noteのフォロワーさんが紹介していたので購入。帯には「『生きることのミステリー』を描いた32の短編小説たち」と記されているが、どの短編小説にも「生きることの悲しみ」や「生と死の危うさ」のようなものが描かれている。どの作品も7、8ページと短いものの、内容は濃く、男性視点と女性視点の作品、あるいは海外を舞台にした作品とバラエティに富んでいて、「生きること」について幅広い視点から考えさせられる。
一冊を通して「書かないことを書くということ」への試みもなされていて、意欲的な作品として読んだ。

Amazonのレビューより

苦みや酸味など複雑な味を感じる珈琲のような作品

まるで、寒い雨の日にオレンジ色の間接照明だけが灯る落ち着いた純喫茶で、レコードを堪能しながら珈琲の苦味と人生の切なさを噛み締めているような感覚になる作品。

花澤薫先生は
男性なのか
女性なのか。

静かに淡々と情景を語る文体から
落ち着いた男性のようにも感じられるし

デリケートなシーンからは
女性のようにも感じられる。

ラストの短編
「最後の祈り」を読んで
ますますわからなくなる。

一体著者はどんな人物なのだろう
どのような人生を歩んできたのだろう。

読み終えた後に
これから先の物語が気になって仕方なくなる。

Amazonのレビューより

普段、わたしのnoteを読んでいて「(まあまあ)おもしろい話を書く人だな」と思っている方にぜひ読んでいただきたいです。オンラインでもご購入できますので、この機会にぜひ!

Amazon:https://qr.paps.jp/9l7oq

楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17608660/

紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784863678330

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