冬ぞ、今ここに極まれり。【冬至】
【季節のお便り】二十四節気の香りで四季を楽しむマガジン
二十四節気・冬至
七十二候・乃東生 麋角解 雪下出麦
「冬に至る」と書いて冬至(とうじ)と読み、
一年で最も日の短い、冬極まれる1日を示します。
いま、この日を境に、
「一陽来復」
太陽はその明るさを増して、
春に向かって進んで行きます。
二十四節気・冬至
例年12/21頃と、そこから次の「小寒」までの1/5頃までの期間のことを言い表します。
健やかな日々を願って柚子風呂に入ったり、幸運を願って「ん」がつく「かぼちゃ(南京)」を食べたりという風習もあります。
これらは概ね江戸期から始まった風習と言われていますが、柚子をお風呂に入れたのは、古くから各地にある「良い香りは魔を払う」という考えから、柚子の香気で邪気を払おうという考えで始まったようです。
現代では華やかでおめでたい御正月飾りに加えて、クリスマスを意識したイルミネーションの輝きも眩しく美しい季節。
大晦日の前に大掃除をしたり、松飾りを用意したり。
冬休みや仕事納めから除夜の鐘を聞き、新しい年を迎えて祝います。
2018年の冬至は12月22日。次の小寒は年明け2019年1月6日です。
新しい年まで、あと少し。どうぞ良い日々を御過ごしください。
冬至の内の七十二候
12/22-12/26乃東生(なつかれくさしょうず)
冬至の頃、乃東(だいとう)とは、夏枯草(かこそう)とも言われるウツボグサの異名で、このウツボグサが夏の枯れたような姿から蘇る様子を表しています。一年で最も日が短くなり、夜が長くなる冬至と反対に、日の長さが最も長くなる夏至の頃の数日間には、これに対比して「乃東枯(なつかれくさかるる)」と名付けられています。
12/27-12/31 麋角解(さわしかつのおつる)
「さわしか」とは、「なれしか」「おおじか」とも読み、ヘラジカなどの大きな鹿のことを意味しています。
1/1-1/5 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
降り積もった雪の下で、麦の芽が出始める頃の意。「初春」とはいえ、まだまだ寒さは冬らしい日々ですが、見えないところで静かに春の訪れは近づいています。
「冬至」次の「小寒」は、2019年1月6日です。
それでは、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
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