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露地を歩く時

芸術大学の講義の中で、1番私が好きだなぁと思ったのは
茶室や作庭の講義でした。
千利休の作った茶室。茶室の基本となるデザインに惹かれ
岡倉天心の書「茶の本」を何度も何度も読み返し
こんなにハマるものだとは思いませんでした。

公共の大きな公園や美術館には大体、茶室が設けられており
茶室までの露地(茶庭)を見るのがとても好きなのです。

露地を歩くとき、身分も何もない皆んなが平等である
手水いで手を清め 茶室に入って行く
そんな作法が私の心には響きました

千利休の話の中で、掃除をしたばかりの露地にあえて落ち葉を散らしたりして
客人をもてなしたとありました。綺麗過ぎてはいけない、そういう利休ならではの心使いに心を打たれます。

今は、物にあふれ何でも手に入る時代です。
昔は化学的なプラスチック製品などは皆無でした、そんな自然素材を生かした
生活の中で自然に還る素材を大切にした生活。

ない物ねだりですが、憧れますね。

40代になり、精神的に落ち着いたからでしょうか
日本庭園にとても心惹かれます。
自分の家の庭にも下草など、ツワブキなんかを植えたいなとも思っています。

まだまだ知らないことが沢山ありますね。
そろそろ、落ち着きたいのでお茶を本格的に習ってみたいと思うのでした。

寒くなってきたので、体調には気をつけてください。
ご愛読ありがとうございました。

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芸術家・熊谷香里
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