【織々ノ記】#67 進捗と本心
2023年5月9日
文フリでなんとか新刊を出そうと思っていたのだが、就活やら修論の計画書の対応やらで、締切には間に合わないことが確定的となった。
なので、今回の文フリでは新刊はなく既刊のみの出展となりそうだ。
とは言いつつ、前回と全く代わり映えしないのも嫌なので、過去に執筆した長編小説のプロローグと第1話第1節を小冊子にして会場限定の無料配布物にしようと思う。
この長編小説は、学部時代に所属していた文学サークルで引退作として書いた作品で、7万字程度の長編だ(この長さだと中編か?)。ただ、締切に追われたせいで納得のいく仕上がりとはならなかったので、いつか大幅な推敲をして(だいたい10〜12万字)文フリに出展しようと思っている。
流石に大々的な推敲はできないので、あくまでも今回は新刊が間に合わなかった臨時の措置として、この作品の冒頭部分を小冊子にまとめてみる次第である。印刷所に頼むのもいいが、現在激烈な金欠に襲われているので、より安上がりな方法として家で印刷して手製しようと思う(いわゆるコピー本)。
もちろんコピー本も手間と時間がかかるので、なんとかスケジュールを管理して、当日に間に合わせたいところだ。詳細はまた別途記事にまとめようと思うので、この日記を見た方はぜひそちらも参考していただければと思う。
今週末の2次面接に向けて、将来のことやキャリアプランについてあれこれ考えているところだ。
正直なことを言ってしまうと、このままずっと研究と創作を続けていたいと思っているし、一般企業に就職するモチベーションもそこまでない。ただ、学費の問題があるし、教員免許がないから教師をやりながら博士課程に通うことも難しい。
Twitterを見ていると、みんな働きたくないとか言いつつ、なんだかんだでちゃんと就活を頑張って定職に就いているので本当に偉いと思う。
一方で自分はダメ人間なので、本心で働きたくないと思っていると本当にやる気が出ず、就活がまるで進まない。
まあ、「好きなことだけ生きていく」なんて、かつてのYou Tubeの広告のような甘っちょろい世界ではないので、ちゃんと仕事にありつかねばならないのだが、仕事観や将来設計を突き詰めると、やはり自分がやりたいのは研究と創作なんだと思ってしまう。
ただ考えてみると、その「やりたいことができない」1番の障壁は、おそらくお金の問題な気がするので、とりあえずはお金を貯めるところから始めないといけないのだろう。
研究と創作はなにも今すぐやらなければ死んでしまうというわけでもないのだから、人生の最終目標はそこに置きつつ、まずは大学院に通えるぐらいのお金のために仕事に就きたいと思う。
とこんな本心を上手く隠して就活できるほど器用でない私はどうしたらいいのだろう。こんな気持ちを隠して「将来は●●したいです」なんて面接じゃ絶対言えないな……。
みんなは本心を隠してどうやって就活しているのだろうか。昔から嘘をつくのが下手な私は疑問に思う。なんとか嘘マスターになりたいぁ。あ、これが本当の将来の夢なのかな、なんて。
(了)