🌱不登校の子供と親と通知表

そろそろ２学期も終盤。
通知表を渡される時期が近づいてきました。

自分が子供の頃は今思えば
さほど気にしていませんでした(笑)
特に小学校の頃は体が弱かった分、
勉強だけはしていた（←エエように言うて）ので
成績はそれなりに良かったんですよね。

それよりも
欠席日数や先生が私を見てどう思っているか
コメントの方が気になっていました。
ま、それはちょっとしたトラウマ的なもの。
今日はその話は置いといて。

不登校児の成績問題

不登校の子供の成績について
学校外での成果も「学校での成績」に反映する
という話が出ていますよね。
以前私も一度記事にしています。

先日、たまたま流れてきたTLで
「子供の通知表が１ばっかりだった」
という不登校児をお持ちの親御さんの
コメントを見ました。

「１」が並んでいると
確かにショックかもしれませんね。
自分が通知表をもらっていた頃の
イメージしかないので
ある意味当然ではあります。
「１」がズラっと並んでいると驚くでしょうし
悲しい気持ちにもなってしまいます。

 ◇◇◇

我が家の話をすると
次男は中１～２は定期考査だけは受けていました。
長期休暇の宿題も一応提出していたし
学年行事も少し参加していたので
ほんのり評価を付けていただいていました。
しかし中３からはほとんど不参加なので
まぁ評価はほぼ付かないです。

長男の中２～３は
通知表に空欄がたくさんありました。
評価なし。空白だらけ。
テストも受けていない教科がたくさんあるし
提出物も出さない、行事も参加しない。
中高一貫校だったので
高校入試は『参加』すればなんとか進学できたので
ギリギリセーフって感じでした。
（高校で久々に空欄がなくなった時は嬉しかったです）

 子供たちとおのおのの通知表について
どう感じるか話したことがあります。
どちらかと言えば我が家では
「え！こんなんでも評価付けてくれたんやぁ！」
と驚いている感じでした(笑)

評価を付けてもらっていない分については
「そりゃそうだよねー」
という風に話していました。

でも本当のところはわかりません。
評価を付けてもらえた教科の話をする時は
やはりどこか嬉しそうでしたから…

子供は子供なりに、納得はしているけれど
数字がついてこない自分を責めているのだなと
私は感じていました。
（なのであまりに空白の多い通知表は
隠したこともありました）

 

通知表とは

「通知表」ってなんなのでしょうね。
学校での子供について、
先生から見た評価を保護者に伝えるツール。

子供が各教科の何をどこまで理解しているのかは
受けたテストの点数で評価するしかありませんよね。
とはいえ、そのテストの時に
たまたまコンディションが悪いこともある。
テストの点数だけでは付かないのが通知表。

授業を受ける態度や子供自身の発言なども含めた
総合評価が入ってくるものだと思います。
課題提出があり努力点が追加されるのですから
課題を頑張っている子に
＋αが付くのはアリだと思います。

私としては、学校に行っていない時点で
通知表に評価が付くのは非常に難しいと思っています。
先生からしても判断できるものが何もない場合
「１」しかやり様がないと思うのです。
いくら行政が「学校外の成績を反映」と言っても
それを知る術や指標が整っていなければ
できないと思います。

ということは…
ここからは極論ですが

親が「通知表」に縛られることを止めてみませんか？

 ◇◇◇

学校に通うお子さんが通知表を参考にされるのは
当然なので良いと思います。
でも学校に行けていない我が子について
学校の評価基準だけをそのまま当てはめるのは
子供にとってしんどいのではないかと思うのです。

学校に行きたいのに行けないようなお子さんなら、
親が通知表の評価を気にしていることを感じると
なおさら辛いかもしれません。

もちろん、中学校での内申点は重要なので
そんなのんきな事を言っていられない！
と思われる方もいるでしょう。
通知表の評価は少し先の将来に繋がると思うから
100％無視できない気持ちはわかります。

でも今は
お子さんが心身の健康を取り戻すことが最優先。
通知表の評価にこだわることで
もし心に負担が掛かってしまうのであれば
元も子もないと思うのです。

「今」を見つめられないのに「将来」は見つめられません。
通知表の評価を上げることも大事ですが
学校外の成績を反映してもらう前に、
一番身近な存在である親が
学校外でのお子さんの頑張りを具体的に認めることが
大切なのではないでしょうか。

もう１つ欲を言うならば、
できれば「通知表」はそういう目線で
先生方に書いていただけると非常にありがたいです。

ここはもっと議論が必要なところですが
私見としては、成績を付けられないなら
むしろ数値化しない方がいいとさえ思います。

可能であるならば
保護者や別室、適応教室に確認を取り
学校外での頑張りについて記載してもらえると、
子供も納得できるし安心できるのではないでしょうか。

ただでさえお忙しい先生方にとっては
大変ご面倒を感じられることだと思います。

親としての一方的な意見ではありますが
こういったことがスムースにできるような
連携が取れるよう
自治体が整備してくれることを強く望みます。

◇◇◇

最後に、改めて言います。
親として、子供を数字で評価するのは止めましょう。
参考値は絶対値ではありません。
まるごと受け止めて、我が子に寄り添いたいと思います。

必要な方に届きますように✨

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