![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68576231/rectangle_large_type_2_7dbcb03837ce9a89d89f5e6913b8d8c4.png?width=1200)
Photo by
noranekopochi
【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻⑶
ヒラヒラ。ヒラヒラ…。ヒララ〜。
「ああっ!青いリボンがーーーーっ!!か、川にぃーーーーっ!!」
「ぺっぺーーーーっ!!」
「なんてこったい!!ど、ど!どうしよう!?」
「ぺぺ!!」
ここは日本。
とある下町近くを流れる河川の上空。
ペーちゃんの背中に乗って、オッチャンが待つ 我が今川焼き屋へと向かう途中の今川やきくんだったのだが…。
どうやら 初恋の女の子 ヒナちゃんへのお土産にしようとしていた イギリスで貰ったロイヤルブルーリボンを空から落としてしまったらしい…。
何かを落とす…。
はい!お約束のストーリー展開…。ガハハ。
ヒ〜ラヒ〜ラ。ヒ〜ラヒ〜ラ…。
スルスルスル〜〜。
「ああ…スルスルスル〜〜。って…。お、おぅ…。なんだかリボンが…優雅に空を泳ぐ “こいのぼり ” みたいに!見えるぜーーーーっ!」
「ぺーーーーっ?」
「おぅ…。はい!ここで でました!三種の神器(こども用)!!リボンに鯉の顔を描きたくなってきたぜーーーーっ!」
「ぺっぺーーーーっ!?」
え? オイ!そこの今川焼き!
そんなこと考えてる場合じゃない!!
ちなみに 三種の神器(こども用)ってのは 前記事の詩でアップしてます。はい。
「ん?…あ!?…んん!?」
「ぺ…ぺ!?」
バチャバチャ!!
バチャバチャバチャ!!
「うりゃっ! 獲ったどぉぉぉーーーーっっ!!」
続く