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【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻⑶



ヒラヒラ。ヒラヒラ…。ヒララ〜。



「ああっ!青いリボンがーーーーっ!!か、川にぃーーーーっ!!」

「ぺっぺーーーーっ!!」


「なんてこったい!!ど、ど!どうしよう!?」

「ぺぺ!!」



ここは日本。
とある下町近くを流れる河川の上空。

ペーちゃんの背中に乗って、オッチャンが待つ 我が今川焼き屋へと向かう途中の今川やきくんだったのだが…。

どうやら 初恋の女の子 ヒナちゃんへのお土産にしようとしていた イギリスで貰ったロイヤルブルーリボンを空から落としてしまったらしい…。

何かを落とす…。
はい!お約束のストーリー展開…。ガハハ。



ヒ〜ラヒ〜ラ。ヒ〜ラヒ〜ラ…。
スルスルスル〜〜。



「ああ…スルスルスル〜〜。って…。お、おぅ…。なんだかリボンが…優雅に空を泳ぐ “こいのぼり ” みたいに!見えるぜーーーーっ!」

「ぺーーーーっ?」

「おぅ…。はい!ここで でました!三種の神器(こども用)!!リボンに鯉の顔を描きたくなってきたぜーーーーっ!」

「ぺっぺーーーーっ!?」


え? オイ!そこの今川焼き!
そんなこと考えてる場合じゃない!!

ちなみに 三種の神器(こども用)ってのは 前記事の詩でアップしてます。はい。
 



「ん?…あ!?…んん!?」

「ぺ…ぺ!?」




バチャバチャ!!
バチャバチャバチャ!!


「うりゃっ! 獲ったどぉぉぉーーーーっっ!!」






続く

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