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「ネギマッチョ」ってなんなん?

2019年に新たな白ねぎのブランドができました。
その名も「ネギマッチョ」。ブランド立ち上げ以来たくさんのメディアで取り上げられ話題になっています。
ネギマッチョは、兵庫県但馬地方の若手農家6軒によって設立された「ネギ」に「人生」をかける「ネギ人(ねぎじん)生産組合」の手で栽培されています。
一度聴いたら忘れられないインパクトですが、名前に負けず「めっちゃうまい!」(バイヤー)ということで、兵庫県豊岡市まで生産者さんにお話を伺いに行ってきました。


ネギ人生産組合 代表の鎌田さん

1年かけてマッチョになる

ネギマッチョはとにかく太い!直径3cm以上の規格を設けています。これは全国的にも珍しく、大変厳しい規格です。最上質ではなんと4cmにもなるそう。ピンポン玉くらいの直径です。極太ですのでご飯の主役になれるほどの食べ応えです。ちなみにそれより細いものは「細マッチョ」と言います。

その秘密は生育期間。
一般的な白ねぎは種まきから収穫まで180日程度ですが、ネギマッチョは約1年。倍近くかけてマッチョに育てます。

太くてもしっとりとやわらかく

もう一つの特徴は、太くても柔らかい歯応え。たっぷり水分が含まれています。
但馬地方は日本海が近いため年間を通して湿度が高く、降水量も多いことや、冬でも霧が立ち込め雪も降ることなど、水に恵まれた土地のため土が乾燥しにくく、美味しいねぎ作りに適しています。日本三大ねぎのひとつ「岩津ねぎ」の産地朝来市も但馬地方にあります。

寒さで鍛え上げられトロッと甘く

ネギマッチョは寒さで鍛え上げられます。気温が下がると自分が凍らないよう糖を作り出し、甘みが増します。さらに、一般的には葉に多い透明な粘液「ヌル」ですが、ネギマッチョには白い部分にもぎっしり含まれ、その「ヌル」は、加熱すると甘くトロッとした食感に。お鍋にぴったりですね。

鍛え中

はじまりは偶然

ネギマッチョの始まりは偶然から。極太の白ねぎが偶然でき「これを商品化すればいいものになるのでは」と考えたそうです。
しかし、そこからは安定してマッチョに育てるため、試行錯誤の日々が始まります。どの品種がこの地に合うのか、いつ定植するか、どの肥料をいつ蒔くのかなど、組合の皆で知恵を出し合い試行錯誤を重ねました。

本年分は1店舗のみ 発売は12/20(金)から!

20度を下回るとマッチョになり始めるのですが、今夏の暑さでなかなかマッチョにならず、今年は大変苦戦されているとのこと。
今年関西スーパーでお求めいただけるのは、なんと1店舗のみとなりました。今年のネギマッチョは大変希少ですので、見つけたらぜひお求めください。

取扱店舗:関西スーパー中央店

「細マッチョ」を年明け以降に一部店舗で販売予定

生育具合次第のため、時期や販売店舗は現在のところ未定ではありますが、それでもネギマッチョを味わっていただきたい!というバイヤーの熱い思いで、「細マッチョ」も一部店舗で販売を予定しています。青果コーナーをチェックしてみてくださいね。細マッチョでも1年間土の中で蓄えた旨みはたっぷりです!

但馬を世界一のねぎの産地に

今後は但馬をネギマッチョの産地へと拡大していき、目標は世界一のねぎ!と野望たっぷり。頼もしい限りです。きっと皆さんで知恵や技術を出し合い、次々と乗り越えていかれるのだと思います。 

全国的に生産者が減少していく中、情熱を持って新たな取り組みを始める若い生産者さんを、関西スーパーは熱く応援して参ります!

⬇︎関西スーパーのスタッフも登場⬇︎

鎌田さんおすすめレシピ

伺ったのが11月のためまだ細いのですが、作ってみました。こげましたがトロトロで甘くて美味しい!残ったネギ油で翌日しらすのペペロンチーノを作りました。1回で2度美味しいなんて最高です😋

ちょっと焼き目があった方が…と思ったらコゲました…

その他にも美味しそうなレシピがいっぱいのネギ人生産組合のInstagramもぜひのぞいてみてください


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