自分を楽にするために　No.751

おかげさまで最近は現場でのコンサルが増え、多くの会社を回らせていただいています。

昨日も午前、午後と２社訪問させていただきましたが、真剣に経営されていればいるほど課題が多く、皆様色々な悩みを持たれています。

昨日の話の中で感じたのは、自分が満たされていないと思う分野で他人を満たすのは難しいということです。

社長からの話の中で、リーダーの方が「なかなか休みが取れずしんどい」という話をされていると伺いました。

リーダーから話を伺うと、よくある話なのですが、自分で何でも抱えてしまって身動きが取れず、新たな解決策に取り組む時間もないという状態に陥られています。

いろいろ理由はありますが、この方は仕事を手放すと「自分の会社での価値がなくなるような気がして怖い」という理由で仕事が手放せなくなっていました。

お伝えしたのは、自分がしんどいままだと「俺ばかり仕事をしていて、あいつらは仕事をしない」という被害者意識になり、部下の仕事を褒めたりも出来なくなってしまいます。

部下を認められないので結果として仕事を振ることも出来ず、悪循環におちいるんですよね。

まず自分を楽にするために仕事を振ること、仕事を振れば余裕が出来て部下を正しく評価し褒めることも出来るようになります。

その上で空いた時間で上司の仕事を代わりに出来るようになれば、会社での自分の価値も高まり、不安もなくなるのではないでしょうか。

実はこういった会社を見ていると、社長自身が同じように仕事を振れない方だったりします。

今回も社長自身が仕事を振れず一番労働時間が長く社長も実はしんどいと感じられていました。

部下に仕事を渡せるように、仕事内容を明文化し理解してもらえるようにして伝えていくことで、自分の仕事が楽になります。

部下を育成し、自分が機嫌よく仕事をすることが結果として会社全体の雰囲気を良くしていきます。

自分がしんどいと思っていると部下も同じ悩みを手放せなくなるので、積極的に仕事を手放していきましょう。

今日の一言
自分を楽にするために仕事を手放す

成長するための実践行動
・自分の仕事を手放すにはどうすればよいかを考える
・明文化とシステム化で仕事を部下に渡す
・渡したことで余裕を持ち部下を承認し褒める
・余裕のできた時間で上司の代わりの仕事をする

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