ほっこり、あたたか、母の粥。
寒さがさらに深まり、冬の厳しさをよりいっそう感じ始めるこの頃。
昨日より二十四節気では「小寒」という季節に入りました。
これから「大寒」を挟み「立春」へと姿を変えていく自然の移ろい。冬を楽しみつつ、ぬくもりある物たちへ感謝をしながら、暖かな春の訪れを待ちたいものですね。
そして本日1月7日は最初の五節句にあたる「人日の節句」です。
栄養満点の春の七草を使った「七草粥」を食べ、一年の無病息災を祈る日としてもよく知られています。
我が家でも毎年この日は朝食に「七草粥」をいただいていたので、今年の朝ごはんもそのつもりでいたのですが・・・
「うそー!!間違えた!」
朝、起床すると台所で母が朝食を作ってくれていました。
しかし台所から大きな声が。
「ごめん・・七草粥作れなくなっちゃったわ・・・」
母が見せてきたのは、”三つ葉のフリーズドライ”。
どうやら、いつも使っていた七草のフリーズドライと間違えて三つ葉の物を買ってしまったようです。
「大丈夫!一番大事なのは気持ちだから。三つ葉も栄養満点だしね。」
少しへこんでしまった母にそんな声をかけながら、いただいた今年の七草粥ならぬ三つ葉粥。
塩加減が絶妙で、三つ葉の風味が広がりとても美味しくいただきました。
母の料理は、私には全然参考になりません。
塩加減のコツを聞いても、
「うーん、適当かな?」
と、長年の感覚でやっているため、母自身も説明するのが難しいとのこと。
しかし私が作る物より断然美味しいのです。材料も同じなのに、どうやったら近づけるのだろうと、毎回帰省するたびに謎は深まるばかり。
母親の偉大さを感じさせられます。
私がnoteに載せるため、お粥の写真を撮っていると、
「やだ、間違えて買ったのばれるじゃない!恥ずかしい・・・」
と言われましたが、
しっかりエピソードと一緒に記事にしてしまいました。笑
怒られそうなので、書いたことは黙っておこうと思います。
そんな少しほっこりした7日の朝。
いつまでも家族には健康でいてもらいたいものだなと、三つ葉に想いを込めながら、有り難くいただきました。
”冷えは万病の元” なんて言葉もあるので、これからの季節はより内側も外側も温かさを意識して、冬を楽しんでいきたいですね。
では、今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。