kamonk

製造業の経営改革、事業再生をプロデュースするフューチャーシップ(株)の代表取締役。大手精密器メーカー、海外EMS企業の製品開発現場で30年間以上、新製品開発や新規事業開発を指揮してきた。リーン開発、TOC、ジョブ理論などの多彩な手法を組合わせた独自手法で日本製造業の復活に奔走中。

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製造業の経営改革、事業再生をプロデュースするフューチャーシップ(株)の代表取締役。大手精密器メーカー、海外EMS企業の製品開発現場で30年間以上、新製品開発や新規事業開発を指揮してきた。リーン開発、TOC、ジョブ理論などの多彩な手法を組合わせた独自手法で日本製造業の復活に奔走中。

最近の記事

教えることで教わることがたくさんある

伝わらないメカニズム人に何かを伝えることって、意外に難しいことだと感じることがあります。 こちらの言葉が、相手にどのように伝わって、それを相手がどのように受け止め、そこから何かを学んでくれたのか、あるいは、真意は伝わっても、それに賛同されずにスルーされたのか、あるいは、間違って解釈されてしまったのか、相手が言葉で反応してくれればいいのですが、黙ったまま、あるいは、頷いているだけだと、実はよくわからないことがありますね。 自分が伝えようとしたことが相手に伝わっているかどうか

    • 英語脳を作るというアプローチ

      4年ほど前に、まだ大手企業に勤めていたころ、週末起業でWebを介して英語教育を提供するという事業をやっていたことがあります。 結果はあまり儲からずに撤退して、今のコンサルタント業を開業したわけですが、その時、私が差別化ポイントとして挙げていたのが、“英語脳”を作るということでした。 私は、帰国子女でもないし、英語をネイティブレベルで話すというわけでもありません。 言語構造に違いによるハードル40才で縁があって外資系企業に転職して、10年間英語と格闘して、何とかビジネスで使

      • 疑問を持ち、考えることを諦めない習慣

        「質問力は武器になる」というコラムでもお話ししたように、質問する力はその人の能力そのものだと思います。 しかし一方で、関心のないことに質問する気が起きないというのも正論ではあります。 大人になって、質問することが減り、疑問を持つことが少なくなってしまうのは、考えることを止めてしまっているように思えてしまいます。 疑問を持たなくなる、あるいは疑問を持ってもしょうがないと思ってしまう、疑問をスルーする方が楽だと体が覚えてしまう、このようなことで、「考える」ことから少しずつ遠ざ

        • 愛犬の健康

          今年の10月で15才になる我が家の愛犬。人間でいうと90才くらいだと獣医さんから言われています。 今年の夏、犬も泳げるプールがある宿に泊まって、生まれて初めて泳いでみました。 プールに入れて、いきなり離したのですが、しっかりと犬かきで5mくらい泳ぎました。ちゃんと犬かきするんですね。 うちのワンちゃん、獣医さんもびっくりするくらい健康なんです。もちろん、年齢が年齢なので、3か月に一度くらいは診せにおいでと言われていますが、病気という病気をしたことがありません。 一度、

          論理思考力(地頭)は鍛えられる

          論理思考力は鍛えられるという仮説をもって3年間活動してきました。3年経って、仮説は正しいという確信に近づいています。 どうしてこの仮説を考えたか、どうやって検証してきたかというお話をしたいと思います。 論理思考力とは何か?論理思考力は何かというと、論理的にものごとを考えるというと返ってわかりづらいので、簡単にいうと地頭が良いとか、頭の回転が速い、頭が切れるということだと考えます。 議論を進めたり、アイデアを出すことにセンスがある、という言い方も当てはまるかもしれません。

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          定年後も稼ぎ続けるための助走方法

          人生100年時代と言われ、高齢化社会で年金も先細っていくことが予想されていて、60才や65才で楽隠居という状況ではなくなっています。 定年延長などの動きも出始めてはいますが、それを待っていればいいというものではなさそうですね。 経済的な心配をすることなく、人生を長く楽しむためには、定年後も稼ぎ続けることを考えざるを得なくなっています。 企業で働き続けて、定年後も稼ぎ続けるには、雇用延長で会社に残るという方法もありますが、給与は減額され、しかも居られても5年程度が限界というこ

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          大好きなベルギービールでStay Home!

          新型コロナウィルスで世の中は大変なことになっています。 外出自粛が求められ、人との接触を8割減らせと言われますが、8割減らすことの量的な意味がわからず、でも自分の命は守らなければと、在宅仕事を続けています。 我が家は、私と妻と娘、それに14歳になる愛犬(チョコ)という家族構成で、私は企業向けのコンサルタントをしていますが、今のところお客様に恵まれて、テレビ会議を使って仕事をさせていただいているので、毎日、在宅で仕事が出来ています。 妻は、パートで仕事をしていますが、こん

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          撤回します。「コロナウィルスに関する情報」

          昨日、下記の情報を提供させていただきましたが、私自身がいくつか疑問があったので、情報ソースに確認してみたら、実はチェーンメールだったことが判明しました。 大変申し訳ありません。 お湯や温かいものを飲むこと自体にリスクはないので、良かれと思って配信してしまいました。誤解によりたくさんの方にご迷惑をかけてしまい猛省しております。 下記の記事を撤回させていただきます。 ---------- 以下、元の記事 ------------- 知り合いの看護師さんからの情報です。こ

          撤回します。「コロナウィルスに関する情報」

          イノベーションリーダーに共感力が必要という話

          先日、大企業においてイノベーションリーダーをどうやって育成するかというテーマのセミナーがあり、私自身の問題意識と合致していたこともあって参加させていただきました。 実際に大企業で、外部企業や大学、ベンチャー企業などとのオープンイノベーションを推進されている経営者の方、大学教授やコンサルタントとして企業のイノベーションを支援している方々、実際の現場でイノベーションリーダーとなるべく活躍されている方たちなどが登壇し、非常に興味深いセミナーでありました。 その中で、企業のイノベ

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          シニア技術者 再生の手引書

          まえがき 人生100年時代と言われるようになり、シニア世代の人たちにとっても、定年後の生き方をこれまで以上に真剣に考えるようになってきているのではないでしょうか。 60歳で楽隠居しようと決めている人(そう出来る人)はともかく、身体的にも頭の働きもまだまだピンピンしているし、金銭的にももっと余裕を持ちたいと思っている人は実はとても多いと思います。 現実に、60歳を過ぎても活躍している人はたくさんいます。 逆に、本来もっと活躍できるはずなのに、企業の5年間の雇用延長に甘んじ

          ¥100

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          海外からの詐欺e-mail その2 ナイジェリアの手紙

          昨日までメールでやり取りしていた生々しい話ですが、多くの人の安全のために晒すことにします。海外の人たちとの交流を目的にLinkedInというSNSに参加しているのが原因かもしれないと最近思っていますが、海外からの怪しいメールが結構多いので、いつもは無視しているのですが、ちょっと違うパターンで来たので、どんなことを言ってくるのか興味もあって、3度ほどメールのやりとりをしてみました。 ググってみたら、「ナイジェリアの手紙」というパターンだったのですが、やり方も進化しているような

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          日本人の英語上達には、国語の言い換える力が必須だった!!

          日本人にとって英語って難しいですよね。良く言われることですが、学校教育で10年間も英語を勉強しているのに、まともに会話できるようになるのはほんのわずかな人だけのように思います。 なぜなのでしょうか? 外資系企業で10年ほど働いていたので、アジア圏の中でも様々な国の人たちと交流を持つことができたのですが、かつて、しかも一度だけでなく二度、シンガポール人と中国人から、日本人と韓国人は英語が下手だからね、と言われたことがあります。 また、台湾でのことですが、外資系で最低限の英語

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          負の連鎖と1.01の法則

          企業活動にしろ、個人生活にしろ、なにか悪い状況に陥っているとすると、その悪い状況というのは一日でそうなったわけではないのだと思われます。悪い状況は、少しずつ良い状態を侵食していって、気が付いたらどうにもならないような悪い状態になっている、ということなのだと思います。 愛し合って将来を誓った二人が、結婚後、小さなすれ違いを重ねて、3年後には別れることになるなんていうのは、よくある話です。 何気ない言葉が夫婦の会話を減らし、会話が減ったことで二人で楽しむ時間が少しずつ減り、その

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          アイデアを出すための思考法

          アイデアってなかなか出ないと思っていませんか? でも、世の中にはアイデアマンと呼ばれる人がいます。あなたの回りに話をしていて、何かどんどん色んなことを思いついて発言する人っていませんか? そうかと思うと、若いんだから、頭が柔らかいんだからアイデア出してよ、なんて若手に言っても、なかなか意見が出てこなかったりします。 技術開発の仕事を永年してきて、自分のこと、周りの人たちのことを振り返って考えてみて、私は、頭を柔らかくしてアイデアを出すためには、そのための思考法があるのだ

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          アナログ・コミュニケーションで職場大改革しよう!

          先日、クライアントの部長さんと社員のモチベーションや上昇志向が上がらないという話をしていたとき、部長さん曰く、日々の職場は、ほぼ全員が一日中PCの画面とにらめっこしている状況で、誰が何をしているのかがわからなくなっているという話で、少し盛り上がりました。 お互いに何をやっているかわからない、ということから、実は様々な悪いことが起こっているのではないかという話に進んでいきました。 そして、わからないのは同僚同士だけではなく、上司のことも良くわからないのではないか、となり、上司

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          愛社精神の底力

          4月の第一週といえば、スタートの週ですね。 今週、入学式や入社式などの光景を目にすることも多かったし、たまたま病院へ行ったら、新人の看護師さんたちが病院内を見学している姿をみて、こちらも何かちょっと清々しい気持ちになりました。 最近何年かぶりに「スターバックス成功物語」という本を読み返してみて、愛社精神というか、自社の製品、会社そのもの、あるいは会社のお客さんたちへの社員や経営者の想いの強さって企業の力そのものだなって思って、それと入社したばかりの新入社員の人たちとが重な

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