見出し画像

上久保政策塾の塾生を募集します。

昨年から、新しい教育の展開を目指し、「上久保政策塾」を立ち上げています。

私に「私塾」をやってほしいという待望論は、ずっとありました。大学のルールに捉われず、私の教育を広めてほしいという要望でした。それを実行に移す形でスタートしたのが、政策塾でした。

塾は、ゼミに入る前の政策科学部1、2回生、6人(男子1名、女子5名)で発足しました。それ以外、なにもありません。カネもない。場所もない。ただ、「学びたい」という意欲がある者がいただけでのスタートでした。

その後もいろいろ出入りがありましたが、現時点で3名(2回生2名、1回生1名)が残り、新たに同志社大生(1回生)が参加することになりました。

2回生2名は、来年度から上久保ゼミ生となります。

今後の政策塾の展開ですが、新しい塾生を募集します。今は、ZOOMなどを用いて、全世界をつなげて会議ができる時代です。全国から募集したいと思います。

塾生は、大学生に限りたいと思います。

ZOOMで週1回(水曜9時―10時半)に参加して、政治、政策を学びたいという大学生の方、ぜひ参加してください。

塾生募集については、この文章の最後にあります。

塾の学び

1.「書評会」
ビブリオバトルをより学術的にしたものと理解してください。毎週1冊、論文か書籍を読み、書評を書き、発表する。

多読を通じて、まず「モノシリ」になります。人はなぜ、日常の生活や仕事において、自信を持てないのでしょう。それは、知識がないからではないでしょうか。

多くのことを知らない、わからないから、不安になる。怖くなる、自信がなくなるのではないですか?

本・論文をたくさん読み込み、多くのことを知れば、どんなことが起こっても、どうしたらいいか対応できるようになっていきます。

また、本・論文を読むことは、著者の人生を知ることであり、その本・論文に登場する人たちの人生を知ることになります。自分一人で経験するよりも、何十倍、何百倍の人の経験を自分のものにすることができるのです。

こうして「モノシリ」になれば、人生を歩むことに自信がついてきます。人格も成長していくことになります。だって、いろんなことを知れば、頭の中も変わるからです。頭で考えていることが変われば、人格も変わっていくことになります。

そして、大事なことは、「モノシリ」になるのに、才能はいらない。コツコツ読んで学んでいけば、誰でもなれるのです。

よく、自分を変えたい、成長したいという人がいますが、スキル・テクニックの習い事よりも、学問をするほうがいいです。私は英国でいろんなことを学び、考え方が変わり、人間性も変わりました。

2.クリティカルアナリティクス

「1人対全員」という独特の形式で行うディベート・トレーニング法を導入し、「批判的分析力」を磨きます。

ルールは1つ。「立論者(1人)と討論者(全員)は絶対に同意してはいけない」ことです。

このトレーニングを継続的に行うことで、様々な「競争力」が身に着きます。なによりもまず、様々な政策課題について多角的な議論を行うことで、理解を深めることができます。

次に、立論者としてありとあらゆる批判に耐えて、それを打ち返す議論ができる「圧倒的な知的体力」。

また、討論者になることで、日本人が弱いとされる「質問力」も身に着いていきます。立論に対して、ありとあらゆる角度からの検証を行うことで、「批判的思考力」「多様なものの見方」が着きます。 

現代社会で必要とされる「コミュニケーション能力」「ネットワークを築く能力」が身に着きます。コミュニケーションの基本は、相手に関心を示すことです。高い質問力を持てば、相手に「興味を持ってくれてるんだな」と好意的に受け止められて、コミュニケーションの機会を広げることができるようになります。

最も大事なことですが、このトレーニング法を続ければ「優しい人間」になれることです。メンバーは誰でも一度は「討論者」になり、全員からの批判に耐えないといけません。本当に大変なことを、みんなが経験することで、相手の立場を思いやることができるようになります。また、社会問題には、本当にいろんな立場、いろんな考え方、意見、主張が存在することを身をもって知ることになります。それは、社会にはさまざまな人がいることを知ることにつながります。さまざまな人がいることを知れば、ヘイトな発言など絶対にしてはいけないということを知ることになります。

つまり、クリティカル・アナリティクス(CA)は、単なるディベート・トレーニングにとどまらず、多文化共生社会によりよく生きる人間を育成するトレーニング法でもあるのです。

3.個人研究
塾生が 1人で研究テーマを設定して調査し、研究発表を行う。それを塾生同士が批評し合って、レベルを高めていきます。卒業論文等、所属する大学の課題に対応した指導も行います。

そして、外部の研究コンペ等に挑戦することを奨励します。自分の実力がどれくらい学外で通用するか「敵地戦闘」をして、「成果」を勝ち取って帰ってきてもらいます。

これは、日本の「農耕型教育」から脱却し、「狩猟型教育」を実践することです。

研究のベースとなるのは、「1.書評」です。徹底的に研究テーマにかかわる本・論文を読み込むことで、自ら選んだテーマについて、誰にも負けないくらいの知識を持ち、自分自身の明確な考えを確立することを目指します。

1つのテーマに徹底的に取り組み精通すれば、自分に自信がつきます。自信がつけば、どんな困難に直面しても克服できる力となります。

研究テーマは、政策課題であればなにを選んでもかまいません。

塾生の募集
このnoteを見て興味を持たれた大学生の方は是非一度参加してみてください!

以下のメールにまで連絡を下されば幸いです。まずは見学(zoom可)からでも構いません。
mail: keydream261127@gmail.com
その際に、所属(大学名など)と名前と参加方法などをお知らせください。

入塾料、受講料は無料です。

入塾を考える際には面談等を行わせていただきますが、政策塾は皆さんを待っています!



いいなと思ったら応援しよう!