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クリエイターズ・エスノグラフィー

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名古屋に息づくコスプレイヤーやクリエイター達が作り出す文化。 その実際を、ただただ書き続けるコーナー。
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#日記

「なんちゃってシェアハウスひどこ」って何?

「なんちゃってシェアハウスひどこ」って何?

概要なんちゃってシェアハウス ひどことは、居場所が欲しい・研究のための拠点が欲しい・おもしろい地域「大曽根」に関わりたい、など…様々な想いを持つ若者が、名古屋市北区にある大曽根商店街に面するマンションでの共同生活を通し、開かれた居場所である「まちの縁側」づくりを行なっているお家兼コミュニティ兼活動拠点です。
ひどこでは、同じように場所が欲しいと思う人やちょっとした困りごとがある人、何らかの想いを持

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シェアハウス事情③~シェアハウス運営から考えるプロジェクトの基礎~

シェアハウス事情③~シェアハウス運営から考えるプロジェクトの基礎~

 さて今回は、自分の専門の一つであるプロジェクト運営について、考えていきたいと思います。

 僕らの「なんちゃってシェアハウスひどこ」は、大曽根商店街(オズモール)のほぼ中央にあります。

 若者っぽく言うと、「マジで駅近じゃん。しかも飲み屋多しでパリピ天国」ということなんですが。残念ながら、夜は誰も歩いてなくて一人で歩くのは正直慣れてないと怖いし、飲み屋も駅側にしかなく、コロナが怖くておじさんた

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シェアハウス事情②

シェアハウス事情②

 この土日は、地区最大の催し物といわれる、「大曽根七夕祭り」だった。
 
 ひどこの5人も、余すところなく駆り出され、それぞれの場所で活動した。
 
 社長(ニシカズ)が、「いやあ、とうとうひどこが、大曽根地域のステークホルダーの一つとして地位を獲得したなあ」と、言葉は一生懸命控えめにして自惚れるくらいに、僕らは頑張った。

 暑かった。外は死ぬほど暑かった。

 クソ暑い中、名城大学のまちづくり

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二つの僕との日常②

二つの僕との日常②

水曜日。
酷く身体がだるくなり、仕事を早退した。
薬の影響なのか分からない。だが、家に帰ると、「ブレインクリニック」を母から紹介された。

 駅近の病院で、飲み屋がいっぱい入ったビルの1フロアにあった。
 通された待合室には、二人の間でしか分からない会話を交わすカップルしかいない。
 僕は、ADHDの子どもの本をよんだ。
 
 やがて通された狭い部屋には、安楽椅子が一つに、パソコンやら機械やら。

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「夢の溜まり場」をつくる。その2

「夢の溜まり場」をつくる。その2

 まずは、走り出すまでの経緯を反省。
 
 アート活動は、ずっと自分がやりたいことだったし、大学生の頃から何人かのクリエイターと知り合っていたので、面白そうだなと思っていた。
 でも、「自分がやっていて面白そう」だけだと、物足りない。やっぱり、自分が好きでやっていることが、人の役に立ったり、人とのつながりを生んだり、自分の未来を拓いていくものであった方が、一石二鳥だなと思っていた。欲張りだけど、そ

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「夢の溜まり場」をつくる。

「夢の溜まり場」をつくる。

#我慢に代わる私の選択肢

 僕は平日の朝7時から夜7時まで、教員として働いている。まあサービス業に近いので、抜けてることはないか、更に自分にできることはないか、いつも頭をぐるぐるさせている。間に合わない時には土日も出勤して、事務作業をする。心を猫リセットすることは難しくて、就職してもうすぐ三年になるけれども、夜はあまり眠れず、2度、3度と起きる。仕事量は刻々と増えていくし、広く勉強もしていなくて

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ていねいな消費

ていねいな消費

 商店街で今月頭に、パズルを買った。
 子供にやらせたら、凄く喜び、あっという間に完成させたから、二つ目を先週買いに行った。店主のおじいちゃんに話を聞くと、市の放課後教室にも納めているらしい。いつもお客さんが少ないから心配していたのだが、ちゃんと根を張っていた。

 今日は、時計屋さんに行ってみた。電池交換ついでに、おじさんとおしゃべりした。
「うちは平成元年にオープンしてね。でもこの商店街は、戦

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