カマイタチ兄

週末アーティスト。 カマイタチ兄弟の片割れ、企画・構想と美声担当の兄。 趣味で地元応援のイベントや芸術活動のコーディネートをしています。

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マガジン

  • 哲学

    とか言って、言いたいこと言うだけのコーナー。

  • キャリア教育関連資料

    これまでに呼んだ引用・参考文献をレビューし、整理しています。

  • ふらっとカフェの依頼ノート

    「ふらっとカフェひどこ」にて、街の何でも屋である自分に寄せられた依頼内容を整理していきます。

  • 美声 メイキング

    暇を持て余すと、こうなります。

  • 100日哲学チャレンジ☆

    100日間、哲学し続けます。 サムネイル画像は、全てカマイタチ(弟)が作成。 文は勿論、兄です。

最近の記事

闇の中。

 夜の闇の中を、考えてみて。  目を閉じても闇。  目を開いても闇。  でも、目を閉じていた方が、安心なのはどうして?  それは、『何も見えない』と知っているから。  暗闇を見つめるのは、恐ろしい。  何がいるのか、分からないから。  分からないことは、恐ろしい。知らないことは、恐ろしい。  では、目に見えれば、本当に安心なのだろうか?知っていれば、恐れることはないのだろうか?  『知らないよりマシ』が半分で、  『知らない方が幸せ』が半分かな。  知っ

    • 「バイオとローダ」その5

       「罪が赦されることは、本当にあるのかな」 『珍しいな。お前からおれに話しかけるなんて。』  普通列車しか止まらないホームで。  やけに今日は、音が大きい。傍にあるダクトも、遠くを走る車も、人の声も。  『どんな罪だ?』  「大切な人を、傷つけた。そして、関係性は、修復不可能になった。」  『・・・自分で決めた罪は、厄介だな。』  「自分で決めた?」  『ああ。関係性ってのは、本来はお互い様なものだろ?だけど、お前だけが罪深いと思うなら、それはお前が悪いと決め

      • 「バイオとローダ」その4

         僕は、学校の教員だ。  今日は、物語を書く授業をした。  『なぜ、人間は基本や型を破った方がカッコいいと思うのだろう。』  ローダは、いつも僕に話しかけてくる。  「型破りって言葉もあるし、ね。我流でやりたいって気持ちをもつことは、よくあるよね。確かに、我流で奇抜な作品を作ってしまう芸術家とかの話を聞くと、型を学ぶことが、逆に先入観になってしまうと感じるんだね。」  『そうそう!そんな才能を発揮できる分野を探していくことの方が大切なんじゃないかって、思うぜ。』

        • バイオとローダ その3

           帰りのバスが丁度目の前で発車してしまった。溜め息とともにベンチに座ると、ローダが話しかける。 『でもさ。やっぱり、おかしいよ。』 「何が?」 『記憶よりも、記録。  生よりも死を選んだときにさ。  彼女くらい優秀なら、「生きていればいつか幸せ」くらいのセオリーは、知ってたハズじゃん。それに、生きてこその人生なんだとしたら、死には、何の意味も無いって言うのかい?彼女の決断は、何もかも間違いだって、そう言うのかい?』 「子どもみたいに、今日はがっつくなあ。」  空

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        • クリエイターズ・エスノグラフィー
          31本

        記事

          バイオとローダ その2

           ※「serial experiments lain」のネタバレも微妙    にあるから、気をつけてね。 『あのさ、記憶と記録って、何が違うんだろうねえ』  ローダは、レインちゃんの話が、まだ気になっているようだ。 『あの娘は、記録に全てを託して、生物としての肉体は消すことを選んだ。それが、幸せな決断かは分からないけど、娘の存在は、記録として残る訳だから、半永久的に存在することになるのでは?』  いつも彼は、唐突に問いかけてくる。全く、求めるままに。やれやれ。 「確かにね。

          バイオとローダ その2

          バイオとローダ その1

           小さい頃、人形に話しかけたことはあるかい?  10代なら、いや、大人でも、ゲームや、小説の主人公になりきったり、自分を重ねたりしていたかな。  僕にとっては、『彼』が対話の相手。  夜。図書館への道を歩いていた。  延滞してしまった本を、職員さんに面と向かって返すのは気恥ずかしいので、閉館するのを待ってから出かけた。  地下鉄を降りたところで、彼は話し掛けてきた。  「さっきのゲーム、面白かったね。レインちゃんと、おれたち、似ているね。」  「確かにね。頭良すぎて

          バイオとローダ その1

          僕の物書きの仕方(ルース・カップリングの応用)

           久しぶりに、noteに書こうと思います。  最近、ずっと別の場所に書いていて、こっちに書くことは何だろうと思っていました。  ずっと物書きには憧れていましたが、自分のスタイルが見つからず、色んな形で創作は続けていました。特に、論文を書く機会に最近は恵まれていたので、カタイ文章は元々得意ではあったけど、なんとなくその書きぶり?が掴めてきました。今年度は大学院を目指すので、その為にも、沢山の研究機会を頂けることは有り難くて。勿論、大学院に行ったら、もっとちゃんと正式な研究の仕方

          僕の物書きの仕方(ルース・カップリングの応用)

          文科省のキャリア教育最新情報

          小学校キャリア教育の手引き。 わりとキャリア教育推進の背景まで詳細に記載されている。

          文科省のキャリア教育最新情報

          特定の概念のうち、社会的な営みとしての側面をもつもの(支援、協力等)の、分析の視点 ①その営みが行われる場が、公式(オフィシャル、つまり公的な場や関係性、取引や行政サービス等)か非公式(アンオフィシャル、つまり私的、家庭や友人関係等)か。

          特定の概念のうち、社会的な営みとしての側面をもつもの(支援、協力等)の、分析の視点 ①その営みが行われる場が、公式(オフィシャル、つまり公的な場や関係性、取引や行政サービス等)か非公式(アンオフィシャル、つまり私的、家庭や友人関係等)か。

          初めて5年目、ようやくドラムセットを買える

           楽譜も買い、アルバムも買い(初回限定外付け特典付き)、明日、ドラムセットを買いに行く。  これで夢の一つだった音楽生活が始まるぞおおお。 (これでバンドメンバーが一人(自分)集まった!わーい!)  シャーロックホームズ先生の考え方には反して、屋根裏部屋に過ぎない脳にガラクタを詰め込むようだと言われるかもですが。  僕は複数のことを好きなようにやらせてもらうのが流儀なんです。確かに何かに集中したほうが『専門家』らしいし、どれも中途半端と言われるのかもですが。  僕が

          初めて5年目、ようやくドラムセットを買える

           思い出は思い出のままにしておくのが、一番美しい。  人は変わる。時代も変わる。変わらない僕には、すれ違いばかりが付き纏う。

           思い出は思い出のままにしておくのが、一番美しい。  人は変わる。時代も変わる。変わらない僕には、すれ違いばかりが付き纏う。

          昨日の事件解決後の殴り書き

           ホンモノが何なのか。  本心が何なのか。  やりたいことが何なのか。それは、本当にやりたいことなのか。  仲間が探すのは真っ直ぐで完全に一つな真実みたいなもの。  別に僕は、自分らしい虚構で、複数のパラレルな自分がいても、作られたストーリーが自分の人生でも、構わないと思う。本当を知らないまま進み続けて、望む形さえ見えなくなってしまうのはマズイけど。一本道でホンモノを辿るというよりは、幾つも違うルートで通じていると思う道を、同時に、自分或いは他の人が歩いてくれたら、そ

          昨日の事件解決後の殴り書き

          コンサルタントの原則①  人に情を抱いても良いが、プロジェクトやその中身に情を抱いてはいけない。  立ち消えていく筈だったPJを無理に成立させても「奇跡」とは言えない。もし仮にやるとしたら、それなりのビジョンと報酬あってのことだ。ビジョンがなく報酬だけなら、やはり僕は断るだろう。

          コンサルタントの原則①  人に情を抱いても良いが、プロジェクトやその中身に情を抱いてはいけない。  立ち消えていく筈だったPJを無理に成立させても「奇跡」とは言えない。もし仮にやるとしたら、それなりのビジョンと報酬あってのことだ。ビジョンがなく報酬だけなら、やはり僕は断るだろう。

          「アフリカの中学地理の授業テーマを考えて欲しい」

           今回は、アフリカの中学地理の授業テーマを考えてくれと言われたので、独断と偏見で考えてみた結果を掲載。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 僕の私見で言って良いなら、アフリカを考えるキーワードは、 ①「支援と自立」 ②「経済発展と格差」 ③「文化の多様性と植民地化の歴史」じゃないかな。 ① アフリカは、「支援される対象なのか?」という問いだね。国や、住む人々にとって、どんな支援が国際組織によって必要とされているのか、逆にやり過ぎたり押し

          「アフリカの中学地理の授業テーマを考えて欲しい」

          愛知・名古屋のモノづくりの歴史まとめ

           今週の依頼 「もし名古屋の暮らしと商いの学びコンテンツをつくるとしたら、 コンテン   ツ作り前に名古屋のどこリサーチすると深まるかな~」  ということで、私の独断と偏見でまとめたものを、以下に掲載。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  さて、それについては、「時代」と「立場」によって変わりますね。 名古屋の暮らしと商いを理解するキーワードは、「過去とのつながり」と「職人気質」、そして「輸送経路の整備」ですね。  では、名古屋の暮

          愛知・名古屋のモノづくりの歴史まとめ

          日記 5月10日「夢に向けて」

           一月。今年一年は、「夢」をテーマに、世界一周や、大学院進学に向けて動き出す心づもりでいた。  しかし、これまで色々と下準備を重ねてきたにも関わらず、やはり仕事を続けながら進学も、世界一周も、かなり難しいことが分かってきた。何しろ、働かないと、直ぐにジリ貧になってしまう。大学の教員になって、世界中を研究や調査で旅するという野望は、まだまだ先になりそうだ。  これは、個人的な旅への憧れが半分、もう半分は、自分にできることで、世界をより良くしたいと思っているからだ。小さい頃の夢は

          日記 5月10日「夢に向けて」