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中国語の勉強を始めた理由👉天国と地獄
西北大学へ(向井が)みんなと向かい、観光や自由行動を二日間挟んでの、西安での約10日間の生活と授業が始まりました。
( )は、三流芸人のちょっとしたこだわりです(笑)
中国語の授業は平日の午前中だけだったのですが、先生は全く日本語を話されず、すべて中国語で行われます。
ヤバい!単位もらえるかな…?
そして相対するは、中国行ってみたい+単位がもらえる と言うノリで来た、私のような人が大半でしたので、授業の内容は多分十分の一から二十分の一くらいしか分かりません。いわんや中国語で話すことなどは、その理解力のさらに十分の一から二十分の一と言った程度です。
しかし今思うと、多分幼稚園レベルの授業だったと思います…(幼♡)
ただ、クイズやゲームのようなものも取り入れて頂き、分からないなりにも楽しく過ごさせて頂いたと思います。
その中で、この三流芸人が、珍しくキレッキレなパフォーマンスを見せました!
授業中のゲームの一つで、二人一組になって、先生が
「把手放在〇〇上」(〇〇は体の部位です)と言うのを聞いて、どちらが早くそこに手を置けるかと言うのを競うのがありました。
(完璧に幼稚園レベルですね。いい年した大学生が…)
それをやっていたのですが、2~3回くらいやって、
…あれっ?〇〇以外は毎回全くおんなじやから、他のとこは聞かんでも、〇〇だけ聞いて、そこに手載せたらええんちゃうん?
という事に気づいた後、相手が「う~ん」と考えている時には、私の手はすでにその部位に置かれ、先生と周りから、「お~っ!」とどよめきが起こりました。
このゲームで一躍「時の人」となった向井は、超ご機嫌で授業を終え、その日のお昼ご飯を美味しく頂きました。♡
で、午後は何もすることが無かったので、校内をぶらぶらしていると、(確かそうだったと思うのですが)、日本語を勉強している中国人学生と会い、確か向こうから声をかけられた?ので、その学生と日本語でしばらく立ち話をし、分かれました。
「お~っ!中国人学生と初めて話した~!」と、何をするにも初体験だったのですが。。。
ん?ちょっと待てよ?
さっき彼、二回生って言うてたな?
………!
二回生で、しかも中国で勉強しただけであんな日本語上手いん?!
(日本語を話しているのは外国人だと気づいていない間抜けさ。。。)
………。
俺も一応二年勉強したけど…全然あかんやん。(そらそーやろ!)
ホンマにあかんわ~。このままやったら。。。
と、トランプゲームの大富豪で「革命」が起き、ついさっきまで「時の人」だったはずの私は、大富豪から一気にド貧民に突き落とされたような気分でした。
人間だれしも、何か一つ、長い時間をかけて打ち込んで身に着けたスキルや知識があれば、それが「自分にはこれがある」と、非常に強い心の支えになると思います。
ひょっとしたら、大学でも少しクラリネットをやっていたのですが、それが高校の時と比べると全くの中途半端だったので、「自分にはこれがある」と言うものが何もない状態だったからかもしれません。
あるいはひょっとしたら、全然しゃべれないくせに、自分では中国語が上手いと思い込んでいたところ、とんでもなくすごい人に会って、井の中の蛙だったことを思い知らされたからかもしれません。
自分を突き動かした、深いところでの動機が何かは今をもって謎ですが、ド貧民になったときに、何を思ったのか、
「引率の先生の部屋に行って、中国語の事相談しよう」
と、引率の先生の部屋に向井がむか… (アカン!今まじめな話やで!)
………行きました。
当時引率の先生が二人おられたのですが、そのうちの、あの毎週暗誦を課す台湾の先生のへやにお邪魔し、いきなり失礼を顧みず、
「中国語ちゃんと勉強したいと思ったのですが、どうしたらいいですか?」
とお尋ねしました。
有難いことに、「いやいや、そうはいっても君むりだよ~」とは仰らず、その先生が受け持たれている授業を幾つかご紹介頂き、その授業の単位をすでに取っているかどうかに関わらず、出た方が、中国語の力がつくと言われ、
「分かりました。全部出ます」(若気の至りで言葉遣いがダメでした(愚))
と言いました。
勿論、授業には出させて頂いたのですが、今でいう所の、個人が外部で開いている「中国語講座」のようなスクールに参加すれば、学校で勉強するよりも、もっとレベルアップ出来るだろうと(勝手に)思い込んでいたので、この先生が、大学以外でもスクールを開かれているかどうか、もし開かれていたら、それにも参加させて頂こうと思っていました。
それに対して、先生の優しい一言。
「あなたから学校以外でお金をとっても仕方ないし、学校でもスクールでも、教えているのは同じ人間ですし(先生の事です)、学校だったら、授業を幾ら聴こうが追加料金を支払わなくて済むので、学校で受ければいいんじゃないですか?」
と言われ、「それもそうだな」と思いました。
しかし、その学校の先生の授業も出させて頂きながら、たまたま近くに、北京語言学院で、外国人に中国語を教えられていた先生がスクールを開かれていたので、それにも週一回参加させて頂くようになりました。
勿論この時には、後に中国滞在17年、一応裁判所や検察庁で通訳もさせて頂き、スクールレッスンやマンツーマンの中国語講師も経験させてもらえるとは思っても見ませんでしたが、これをきっかけに、ようやくまともに中国語の勉強を始めた次第です。
【お礼】
私が記事を書き続けられるのも、今こうして貴重なお時間を割かれてこの 記事を読んで下さっているあなたのお陰です。本当に有難う御座います!
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その1 “o”が消えるピンイン「iou」
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