【純喫茶巡礼】珈琲舎 蔵@神保町〜洗練の空間の美しさ〜
かきつばたです〜、コンニチワ。
久々に純喫茶巡礼してきましたので冷めないうちにレポをば…
この日は神田明神まで『商売繁盛』をお願いしに初詣に行きまして。
その後、神保町へ下りカレーの名店ボンディでチキンカレーを食し、カフェ・トロワバグでコーヒーをいただきました。
でもなんだかね、ずっと行ってみたかったけどまだ行ってない喫茶店にも行きたかったのよね。
それに、甘いモノが食べたいような気もして…。(大食いなんだわ)
そんなわけで、コーヒー2杯目だけどハシゴしちゃった!(^。^)
今回初めてお伺いしたのは、食べログ喫茶店百名店2023に選出された『珈琲舎 蔵』さんデス。
では、いつもながらの独断と偏愛(偏見ではない!)に満ちたレポをどうぞ。
▪️ドア開けたら美少女バーーーン!!!!
まず、こちらがビルです。
パッと見、居酒屋さん優勢。
あ、あれ?場所間違っちゃったかな…?
と一瞬たじろぐ。
ぐ、Google先生!!すかさず確認。
「よく見ろ!
左側にあるでしょ、「蔵」の文字が!!」
(先生がそう言った気がした)
先生、ありました。
良かった。ここのビルで合ってた。
おぉ、なんかオーラ出てる木の看板的な。
こういった文字って本当、人が作り出す素晴らしい芸術だとつくづく思う。
書道家はアーティストであり、実用的な世界のデザイナーでもあるような気が時々する。
(御朱印とかさ)
さて。階段登ります。
登って右側のドアを開ける。
ドキドキ。
…と。
美少女天使が!!
真正面の壁面にバーーーーーーーン!!!!
…
写真、ないのよ。
ごめん。
このお店は、「写真撮影NG」なのだ!!
正確には、マスターに一声かければ手元のみ撮影可能。
ということで、今回は店内写真はなし。
渋いマスターにカウンターに通される。
(「相棒」の俳優・水谷豊さんを連想した)
▪️単一銘柄を頼んでみた!
さっきコーヒー飲んでるけど、まだおかわりが飲みたい!という感じだったのと。
ブレンドじゃない、豆の世界に一歩踏み入れてみたいという好奇心が最近沸き起こってまして。
「キリマンジャロ」をオーダーしてみた。
なんか深淵なる世界に片足突っ込んでしまった気がする。。
それと、評判の「チーズケーキ」。
ケーキセットはないけど、ケーキのお値段は300円だった。これは安いと思う。
トータルでは実質ケーキセットと変わらない感じのお値段になるからね。
さて…と。
目の前に、何やら気になる本が。
思わず手に取る。
「カフェノナマエ」
おぉ、神保町らしいぜ。
付箋が数箇所貼られているので、そこから読んでみる。
一番最初に開いたページは、阿佐ヶ谷の名店「gion」さんだった。
あのお店はランプが本当に素敵だった。自分がこれまで飲んだことのあるウィンナーコーヒーの中で一番美味しかったっけ。
そのランプや内装への情熱が記事では語られており、「お店はこんなふうにして出来たのか〜、ふむふむなるほど〜」なんて思いながら、知識をゲット。
ライターの川口葉子さん、心から喫茶店が大好きなマニアなのが、本からコーヒーの香りがしてきそうなくらい伝わってくる。
(いや、置き場所から察するに物理的に本当にコーヒーの匂いがしてたのかも…)
文章もとても美しくて、プロの言葉選びは違うなぁ…なんて感心しきり。
コーヒーを待つ時間も、素敵な時間。
最近、言葉の世界の冒険で新しい出会いが多くて嬉しい。
ごめん、独り語りしてもうた。すんまへん。
そんなこんなで、コーヒーが供される。
「チョコレートはサービスです」
とのこと。
おぉ、キリマンジャロ、あなたがキリマンジャロ。
爽やか。
澄んだ山の清涼な空気だ。
爽やかなのに深みもある…
(ってキリマンジャロって今ググったら標高5895mもあるのね!?)←無知を大公開
チーズケーキはベークドでしっかりしてる。
質量がずっしりある感じが実に美味しい。
▪️清掃が徹底、キビキビなマスター
さて…
お店は、大きなテーブルが窓側に配置されてるのだけど、そこの中心に大きくて素敵な生花が活けられてる。
壁にはさっきの美少女天使だけでなく、同一画家さんと思しき方の、これまた同一モデルなのかと思うような美少女の絵画が数点。
清掃が、細部まで行き届いている。
お店全体が輝いて、空気が澄んでいる。
(ごく個人的なキリマンジャロ効果かもしれない)
空間が広いからか、喫煙可のお店にしては珍しく、空気の淀み感がない。
しばし読書に勤しむ。
マスターがとてもキビキビ動く。
お一人で切り盛りされている。
ワンオペだから超キビキビなのかもしれないけど、すごいなぁ…なんて日々の労働に勝手に思いを馳せる。
美味しい珈琲を淹れる、という人生。
(カッケー!!)
すると、突如動かなくなった。
ものすごい目を近づけて文庫本?メモ帳?を食い入る様に読んでいた。
ほんの二、三分の出来事だった。
凄い。エネルギッシュな方だなと思った。
さて。そろそろ帰路へ着こう。
お会計の時に、次回100円引きになる名刺サイズのカードを頂戴した。
あんなに忙しいのに、お店のドアを開けてお礼を言ってくださった。
絵画は天使、店主は紳士。
(韻踏んでやった)
レジ前にあったフリーペーパーも頂戴したから、最後にこちらの写真を上げて、写真不足を補う努力。笑
今回はここまで。
昨今の喫茶店ブームで若い女性がキャピキャピしてるタイプのお店ではないので、とても落ち着いてた。
もしかしたらマスターも、コーヒーが冷め切るのではと思うくらい写真を撮りまくる事に熱中してるお客さんを、快く思ってないのかもしれないね。
レポ終わり。
▪️蛇足:フリーペーパーより、先日のさぼうるさんについて!!
あ、ここからは蛇足なんだけどさ!!
先日の「さぼうる」さんを「下北感がスゴイ」なんて独断と偏愛で放言したけど、あながち間違ってなかった事がフリーペーパーの記事で判明いたしました。
同じ神保町繋がりということで、最後にこちらを。
下北感の正体は、やはり音楽でしたな笑
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