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宮台「戒告」と株価「最高値」 どっちもバンザイ!
宮台真司・都立大教授の「戒告」処分発表は、わたしは意外でした。
みなさんはどうですかぁ?
宮台嫌いのわたしとしては、「非行」発覚のとき、ザマァ見ろ、とは書いたけど。
そして、「名誉教授」はナシかな、とも書いたけど。
でも、戒告処分の発表までは予想しなかったです。
みなさんはどうですかぁ?
「戒告」の意味
まず、「戒告」処分というのが、どういう処分かというと。
まーわたしのサラリーマン時代の知識では、懲戒処分というのは、軽いほうから、譴責、戒告、減俸、停職、免職・・と重くなる。
「戒告」というのは、給料が減るといった「実害」のないなかでは、いちばん重い罰、ということですね。
「戒告なんて、実害がないから、軽すぎる!」
と言っている人もSNSにいたけど。
でも、犯罪性のない不倫程度で「実害」があるのも、それはそれで問題だ。逆の立場で考えればそうでしょう。
わたしは、意外に重いの、出してきたな、という印象でした。
まー改めて、会社(大学)の賞罰ってなんだろう、とも思いましたが。
賞罰は、人事とはべつというタテマエだけど、使用人から見れば、結局「人事と同じだ」というのが実感でした。つまり、上のやつの胸先三寸。
ふつう、賞罰を出すかどうかも上層部の勝手だし、人事との連動も不透明だ。
「戒告処分が出たから、名誉教授(年金が出る)もナシか」
という観測も見たけど、そこが連動するかどうかも、わからない。
社長賞をとったから出世するとは限らない、というのと同じで。
でも、賞罰を出さないと、組織として「しめしがつかない」ということはある。
そう、賞罰というのは、「しめしをつける」みたいな意味ですね。
現場が「あいつ、なんとかしろ」とか、うるさく言ってくることもある。
その場合、「罰」ならば、組織はなるべく軽い処分で済まそうとする。まあ、たいがいは「譴責」ですね。
報道の意味
はっきり言って、譴責処分なら、わたしも何度も受けてますから。
マスコミでは、部下が広告でミスった、とか、大きな誤植した、というとき、しめしをつけるために責任者は譴責の懲戒処分になる。
実害もないし、わたしの経験では、ほとんど人事的傷にもならなかった。一種の「向こう傷」だと思うちょります。
でも、「戒告」となると、そういう形式的なものとはちょっと違う気がするんですね。
ただ、それにしても、しょせんは会社の人事に毛が生えた程度のことだから、宮台さんは、めげずにこれからも頑張って生きてください(懲戒処分仲間として、急に親近感が湧いてきた)。
でも、それを世間に公表したり、報道されたりするのは、またべつのステージの「懲戒」になる。
それを公表するべきか、報道するべきか、というのは、マスコミの倫理基準問題になりうる。
楊井人文氏は、Xでこうポストしていた。
著名な学者の懲戒処分なので報道するのは良いとしても、公正に、被処分者の言い分を取材してあわせて報じるべきでは…
【この記事にコメント】著名な学者の懲戒処分なので報道するのは良いとしても、公正に、被処分者の言い分を取材してあわせて報じるべきでは…↓https://t.co/id8n7CG9pY https://t.co/Z7qguj5qNC
— 楊井人文 Yanai Hitofumi (@yanai_factcheck) February 22, 2024
これ、傾聴すべき意見とは思うけど、懲戒処分で被処分者の言い分を載せるべき、というのは、ちょっと違う気がする。
それは、人事発表で、被人事者の感想を載せるべき、というのがおかしいのと同じで。
もし、公正性をいうなら、懲戒処分への「異議申し立て」みたいなのが、制度としてないのがおかしい、と、そっちのほうを言うべきではないか。これは、会社員のときから思っていました。
でも、人事にたいして「異議申し立て」制度があるのもおかしいし・・文句があるならやめろ、となるからね。
左翼マスコミの潮目か
それはともかく。
たとえば、共同通信の「桜ういろう」は、SNSの不適切投稿で懲戒処分を受けたのではないかと思うけど、それが発表されたり、報道されたりしていないでしょう。
きのう、毎日新聞記者の不適切発言のことを書いたけど。
これも、懲戒処分を受けたとしても、公表も報道もしない、と思われる。
まあ、マスコミの左翼連合は、仲間の不利益になる情報は報道しない、と思ってたのですね。
でも、今回は、その左翼の共同通信まで報道してますからね。
都立大が意外に重い処分を出して公表したこと、それが左翼メディアでも報道されたこと。
そこに、わたしは明るい方向への変化を感じたわけです。
なんか、潮目が変わったのでは、と。
ダサい東浩紀
余談になるけど、今回の処分発表をめぐって、いちばんダサいと思ったのは、東浩紀ですね。
退官直前の戒告。報道時にさすが宮台さんとか言っていた古参ファン含め、時代からズレちゃった感じがします。
(東浩紀 22日12:09)
退官直前の戒告。報道時にさすが宮台さんとか言っていた古参ファン含め、時代からズレちゃった感じがします。
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) February 22, 2024
宮台真司教授を戒告処分 都立大#Yahooニュースhttps://t.co/0J0SlNVT1K
ぼくは宮台さんの12歳年下であり、年に1度お会いするかしないかぐらいの関係しかなく、とても「注意」する立場ではないですね。
(22日18:41)
ぼくは宮台さんの12歳年下であり、年に1度お会いするかしないかぐらいの関係しかなく、とても「注意」する立場ではないですね。 https://t.co/8yPPRNX9ZT
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) February 22, 2024
処分の尻馬に乗って、「前からぼくもそう思ってました」とムチ打つ醜さ、卑怯さ。
なにが「12歳年下だから」だ。「思想家」を名乗るなら、ちゃんと批判しとけ、と思った。
(宮台は、わたしには1990年代から「リベラルの堕落」の象徴だった)
東浩紀はとにかくダサい。
あと、宮台は膵臓がんだから、免疫力を高めるために若い子とセックスしたんじゃないか、と言っていた人がいたな。
斬新な意見だ。どなたさまもお大事に。
日本に「春」が来るか
で、いっぽうで、日経平均株価が史上最高値を更新。
19日に更新か、という記事を書いてたので、気になっていましたw
週明け早々には無理だったけど、週内に実現し、わたしの予想が当たってよかったw
あらためて、アベノミクスの評価が、とりざたされているけど。
「賞罰」でいったら、「賞」を与えといていいんじゃないでしょうか。
投資をした人が得をする、という政策だから、それが賃上げに結びつくまで、左翼もマスコミも「実感がない!」とガンバって、評価しないだろうけど。
でも、資産を流動化させる、という基本方針は、間違ってなかった。
うまく好循環につながればいいと思います。
いずれにせよ、明るいニュースだ。
外の天気はぐずついているけど、まあ春だし。
宮台「戒告」も、株価「最高値」も、日本が明るい方向に変わる潮目なのだと思いたい。
次は政治の流動性だな。
「改憲」と「政権交代」が、ともに当たり前になるような日本になってほしい。
わたしが死ぬ前に、そうなってほしいなあ。