【街登山】川崎最北の公園「黒川谷ツ公園」に行ったら驚いた
昨年、わたしは、麻生区のすべての公園を回るという企画をスタートさせた。
わたしが住む川崎市麻生区が、長寿日本一になったのを記念した企画だ。
でも、猛暑で、途中で挫折した。
挫折したが、麻生区の主な公園は、もうだいたい行った。
行ってないのは、いちばん北にある「黒川谷ツ公園」くらいであった。
「黒川谷ツ公園」って、なんて読むかわからない。
「やつ公園」と読むらしい。
連休は好天がつづく。
きのう(4日)も天気がよかったので、「いっちょ、行ってみるか」と思い立った。
また歩いて健康寿命を延ばし、麻生区の平均寿命を押し上げてやるか、と。
地図を見ると、柿生からは、要するに小田急多摩線沿いを歩けば着くようで、わかりやすい。
公園名には「黒川」とあるが、駅としては「はるひ野」の近くになる。
グーグルマップによれば、最短コースで徒歩1時間17分。
約100メートルの登りだから、「街登山」としても最適だ。
*
昼間は気温が上がりそうなので、午前中に行こうと思い、朝9時に出発。
グーグルが示す最短距離とはちょっとちがい、多摩線の五月台駅経由で、多摩線沿いに歩くことにした。そのほうが分かりやすいから。
五月台駅北口には9時20分到着。
そのまま、線路沿いに進む。
小田急多摩線は、線路はフラットだが、線路沿いに歩く道は上り下りが激しい。それだけ運動になる。
で、また20分ほど歩くと、栗の形の栗平駅に到着。
ここまで柿生駅から45分くらい。
すでに気温が上がってきたので、熱中症予防のため、ここで水分をとって、駅前のベンチで15分休憩した。
で、10時ころに栗平駅から再び歩きはじめる。
「とんびいけ公園」の前に、街中華の「ラーメン信華」があり、いつ通っても鳥がらスープのいい匂いがする。
いつか入りたいと思いながら、いつも時間帯が合わない。
「とんびいけ公園」は、このあたりでいちばん大きな公園。何度か来たことがあり、noteにも探訪記を書いた。
このへんに住んだ河上徹太郎のエッセーにも登場する。
この公園にはトイレもあって便利。
だが、この日の目的地はまだ先だから、さくさく歩く。
黒川駅についたのは、10時20分くらい。
駅をとおり過ぎるとき、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲が聞こえた。
駅前に読売日本交響楽団の練習場があるのにちなんだ、黒川駅接近メロディーだ。
読売日本交響楽団は、練習場を見学できるようにすると最初言ってたのに、わたしの知る限り実現していない。見学できるなら、わたしはぜひ行ってみたいのに。
読売新聞を信じていいですか、と思いつつ、ここでも先を急ぐ。
黒川駅を過ぎて、野菜直売の「セレサモス」の前をとおる。
野菜を買っていきたいところだが、荷物になるのでやめた。
やがて、「はるひ野」のエリアに入る。
このあたりは初めて来た。いかにも新開地だが、きれいな街並みになっている。
で、はるひ野駅前に着いたのは、10時45分であった。
柿生駅から、正味1時間半くらい。
運動にはちょうどいい距離だと思う。
で、「黒川谷ツ公園」は、このはるひ野駅の横にあるはずなのだが・・
が~ん
無情にも閉園中・・
連休中なのに、公園が休み・・
みどりの日なのに・・
公園に休みなんかあるか、ふざけんな、とフェンスを乗り越えようと思ったが・・
防犯カメラ設置中、不法侵入は見つけ次第通報、という脅し文句に負けて、すごすご引き返すことにした。
*
もはや歩いて戻る気力はなく、はるひ野駅から小田急に乗った。
「そうだ、シャトレーゼに寄ろう。スイーツ食べて、気分を上げよう」
と思い、栗平駅で下車。
栗平駅を降りると、わたしを慰めるかのように、富士山が見えた。
片平にオープンしたばかりのシャトレーゼは、あいかわらず混んでいた。
というわけで、はるひ野まで歩いて消費したわたしのカロリーは、シャトレーゼのスイーツで補われることとなったのでした。
(終わり)
<参考>
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