汝、何してんの。
自分の感情が分から無くなる時が最近多くなって来た。「今自分は何故この行動を取ったのか。」という事が分からない。先程、家族のサブスク代を管轄する姉から先月と先々月の請求が来た。僕は必ず毎月のサブスク代は、毎月貰えるお小遣い約5000円から「サブスク代」と書いた100均とかに売ってある開閉チャック付き袋に入れて保管をする様にしている。そして先月分と先々月分(これは単純に僕が払うのを忘れていた)のお金約1300円を払おうとして「サブスク代」と書かれた袋を見てみると中には何も無く、少し薄れた「サブスク代」の文字しか無かった。完全に使った記憶が無い。「ヤバい!」と思い財布の中を見てみると汚い小銭が約700円しか無く先に払わないといけない先々月のサブスク代のみしか払う事が出来ない状態になってしまったのだ。本当に頭がどうかしている。この症状は僕の父にも似た様なものがありその事が原因で昔はよく母と喧嘩をしていた。(今は財布も全て母が管理している)全く同じ過ちを遺伝子的理由で繰り返している。この現象が起こるたびに僕は、自らの情け無さ、無力さ、生物としての他との差を痛感すると共に、僕を産んだ母、父への憎悪も膨らんでいく。けどその0.00000001秒後には「けど、昨日の夜の楽しい会話、今日の夜の楽しい会話、今までの色々な楽しかった事、全てが思い出。今の自分を構成する全ての感情の源。だから今の感情も、明日の感情の一部となり、血となり肉となって人生を構成する事が出来るのだ。だから大丈夫。この世界は生きる価値がある。」と意味の分からない事を考えて落ち着く。なので姉に「すみません。お金が無さ過ぎて、先々月分しか払えない状況です。」と恐る恐る伝えると姉は大好きなSVEVNTEENのライブ映像を横目に見ながら「本当、お父さんみたいだね。」とこの家庭の中での最大なるチクチク言葉を貰い、何も返す言葉が見つから無い為、取り敢えず財布の中の汚い約700円分の小銭を取り出して「これで先々月分だから。先月分は来月のお小遣いまで待ってもらってもいいですか?」と言うとまた姉はライブ映像を見ながら「こんな汚い小銭使いたく無い。誰かから両替してから持って来て」とまた相当なチクチク言葉を投げ付けてきて、また僕は何も言い返す言葉が見つからなかったので、何も考えずに部屋に戻った。そして過去の自分に怒り、未来の自分を慰めた。この自分の「過去」「現在」「未来」の3人の感情を整理して行かないと、また何か悲しい出来事が起きた時に上手く対処出来ない自分を想像してしまうのでこの行為は僕の人生において意味を成すものなのだ。そして「今までの自分の記憶していない行動は他にもあるかもしれない」と思いスマホのメモを見てみると、「俺のnoteを見てる奴は、何故かタイトルが分かりやすいものに対するスキの量が他のタイトルが少し分かりにくいものに比べて多い傾向がある。あいつら何も考えずにスキ押してんな!!せめて読んでから押せ!ボケ!」と自分だってフォロー、スキを稼ぐ為に読まずに他人の記事にスキを押しまくっているのに、こんな事を書いているのを発見した。これも何故か記憶に無い。終わっている。僕の頭終わっている。まあこんなにも悲観的にならなくてもいい事だとも思うが、やっぱり少し落ち込む。だからいつも「その分俺の人生は喜劇的だ。」と笑うしか無いのだ。
けど俺は泥の様に眠り、
凄まじい夢を見て、
日差しと共に起きて、
部屋を出てセロトニンを体内に入れて、
母の冷凍唐揚げ入りおにぎりを食べて、
そこから好きな事をする。
意外と人生、
楽しいかも。