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パレスチナのおもてなし #日本にいるパレスチナの人⑥

先日、日本に住むパレスチナの方に会って、本場に違わぬもてなしを受けた。

パレスチナではまず、ジュースのような清涼飲料が供されることが多い。

それを飲みつつ、山盛りのフルーツをぱくぱくいただきながら話に花を咲かせる。

フルーツが綺麗にカットされて盛られているのは日本人への配慮である。

※現地ではどさっと置かれて丸齧りしたり、小さなナイフで自分で取り分けることも。

ひとしきり堪能した後はコーヒータイムなのだが、厳密にはこれはご法度だそう。

なぜか。

「コーヒーを出すのはそろそろ帰ってくださいという意味。もし最初の方に出すなら、必ず"これはウェルカムコーヒーです"と添えないといけないんだよ」

逆に言えば、まだコーヒーを出されていないのに帰るのは失礼に当たるのだと教えてくれた人もいた。

今回はコーヒーを習うのが趣旨だったので、慣例を破ってミドルコーヒーを味わう。

アラブコーヒーとターキッシュコーヒー、2種類いただいたが、これもターキッシュコーヒー(写真)が通常運転で、アラブコーヒーは祝祭や結婚式など特別な時に楽しまれるそうだ。

アラブコーヒーは砂糖を入れない為、コーヒー請けにセミドライのなつめやしも出していただいた。



パレスチナ産の高級なつめやし…!!!
大ぶりで本当に貴重なものです😂

ターキッシュコーヒーには砂糖を入れてもいいのだが、入れない代わり?に巨大マフィンが登場。フードファイトの様相が強まってきた。

その後、出てきたのはミント入りの紅茶。
家庭菜園で育てているミントは摘立て爽やか。
これもパレスチナの台所には欠かせない。

おののく日本勢をよそに、しれっと最初のチェリーも復帰している。

驚くなかれ、これはすべて現実に起こったこと、それも一緒にランチを食べた後に受けたもてなしなのであるーーー。


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架け箸はこれからも継続的にパレスチナを訪れ、日本に出回らない生の情報を発信したいと思っています。いただいたサポートは渡航費用や現地経費に当てさせていただきます。