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常々草

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幻ノ國・主宰、福地海斗の常々を綴ります。時々、草。
運営しているクリエイター

#劇作家

稽古の覚書

稽古の覚書

僕は、関東圏で活動する
幻ノ國という劇団の主宰を務めている。

具体的に言うと、
作・演出を担当している。

その僕が、次の公演で
メインキャストを演じることになった。
多分1番目か2番目くらいにセリフが多い。

これまで作った作品は、
幻ノ國という名前に相応しく
幻のような幻想的なモノを書いてきたつもりだ。

しかし、今回の作品はこれまでとは
打って変わって、より現実的なものを
書く気になって書

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消費される命と記録される歴史

消費される命と記録される歴史

21世紀に物心がついた僕らにとって
全体感なんてものは遠い存在だった。

小中高の画一化教育課程なんて
どこか上の空で俯瞰していたし、
アイデンティティなんてあるようでない
ファッションのようなものであった。
翌日には、アメリカ国旗柄のスマホで
記紀神話を調べたりなんかしていた。

頭の悪い大学生のレポートの始まりは大抵、
SNSの普及のせいで〜、とか
IT革命によって〜、とかで始まる。

そんな

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霧中2

霧中2

天国が滅んでいる夢を見た。

と、始まる文章があったとしよう。
どんな話が膨らむだろうか。

今、それで悩んでいる。
見たには見たのだ、そんな夢を。
まるで演劇みたいであった。

でも、ただそれだけの
オチのない話なのである。

続きを言うとするならば、
ぼくは天国に立罩める
霧の中にいた。
無論、天使の輪っかなどない。

その代わりと言ってはなんだが
申しわけ程度の小さなバツ印が頭上に一つ。

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秋と桜



2019年が始まる。
新しい元号に変わるから騒ぎの最中
いつからか不思議と猛烈な擬かしさを
覚え始め、その擬かしさが絶頂に達した所で、
前から気になってたnoteとやらに手を出す事をここに宣言する。
この宣言はあくまでも気まぐれであり、
3日で唱え終わるかもしれないが
気が済むまで綴っていきたい。

新年早々、僕のモドカシサは水から来ている。
水に触れた時のあの感じ(触れたはずなのに曖昧な感触

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霧中

霧中

宣言通り、初投稿でnoteを辞め、
無事三日坊主と成ったのでありました。
ですが、気が向いたのでもう一度
出家しようかと考えています。

前回、「2019年がやってくる」的なことを
話していたのですが
気付けばすぐそこに2020年が顔を出して
手なんか振っちゃったりしてる。

「お前じゃない。どこへ行ったおれの2019年!」
と辺りを見渡せば
新元号が舌を出してお尻を叩いている。
「キサマ!」と追

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