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常々草

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幻ノ國・主宰、福地海斗の常々を綴ります。時々、草。
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2019年12月の記事一覧

消費される命と記録される歴史

消費される命と記録される歴史

21世紀に物心がついた僕らにとって
全体感なんてものは遠い存在だった。

小中高の画一化教育課程なんて
どこか上の空で俯瞰していたし、
アイデンティティなんてあるようでない
ファッションのようなものであった。
翌日には、アメリカ国旗柄のスマホで
記紀神話を調べたりなんかしていた。

頭の悪い大学生のレポートの始まりは大抵、
SNSの普及のせいで〜、とか
IT革命によって〜、とかで始まる。

そんな

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記憶

記憶

過去は擬似的に視覚化できる。

我々の記憶は所謂、イベント(事象を表す象徴)
としての記録を脳内に残しやすい。

そのイベントとして記憶された物事の中には、
その時の雰囲気や感情、
会話、匂い、音などといった
ある出来事における詳細な部分が
内包されているということは
言うまでもない。

しかし、この記憶の詳細な部分こそ
もっとも忘れてしまいがちなものであり、
いつの間にか我々は、「記憶す

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霧中2

霧中2

天国が滅んでいる夢を見た。

と、始まる文章があったとしよう。
どんな話が膨らむだろうか。

今、それで悩んでいる。
見たには見たのだ、そんな夢を。
まるで演劇みたいであった。

でも、ただそれだけの
オチのない話なのである。

続きを言うとするならば、
ぼくは天国に立罩める
霧の中にいた。
無論、天使の輪っかなどない。

その代わりと言ってはなんだが
申しわけ程度の小さなバツ印が頭上に一つ。

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霧中

霧中

宣言通り、初投稿でnoteを辞め、
無事三日坊主と成ったのでありました。
ですが、気が向いたのでもう一度
出家しようかと考えています。

前回、「2019年がやってくる」的なことを
話していたのですが
気付けばすぐそこに2020年が顔を出して
手なんか振っちゃったりしてる。

「お前じゃない。どこへ行ったおれの2019年!」
と辺りを見渡せば
新元号が舌を出してお尻を叩いている。
「キサマ!」と追

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