DV男のために無駄な時間とお金を使わない、DV被害者をカモにする人たち①
私は数年前DV夫の元から子供と二人で逃げ出した。
私がこの記事を書いているのは、今後夫と法廷での戦いのために忘れないように記録するため、そして今DVを受けている人の助けになればと思って書いている。
私は何年もずっと情報を探し続けたし、経験者の話を聞きたかった。
DVを受けていることは誰にも言えなかったし、ほとんどのD被害者は黙っているのだと思う。
その中でも特に日本人、アジア系は黙っている人が多いと思う。
もちろん守秘義務があるから公にはできないことや、そもそも自分が生きるのに必死で自分以外の誰かを助けている暇などない。
そこにとどまるにしても、脱出するにしても、どれをとっても一度DVの経験をしてしまうと地獄と言っていいほど現実は過酷なのだ。
日本のことはわからないけれど、若干英語がわかるとしてもやはりまず言葉の壁は大きい。
システムもルールも何もかも違うが、こちらで教育を受けていないし育っていないし聞ける人もいなければ本当にお手上げだ。
もし今どこか異国の地で一人で暴力に耐えている人がいるなら、夫から逃げ出す勇気が持てない自分を責めないでほしい。
いつか自然に飛び出そうと思う日が来るから。
人それぞれ状況や環境やDVの度合いも違うんだから、私などまだ軽い方だからなんとかなる。
私もそういつも言い訳して、夫から逃げることを避けてきた。
そして高いお金を払って、ネットで見つけたカウンセリングをお願いしたが、彼らは決まって言う。
他人は変えられないのだから、あなたが変わるしかない、あなたが変わればあなたの考え方や捉え方が変わり相手のことなど気にならなくなる。
1ヶ月メッセージし放題と60分の電話相談1回付き。
そんな素人とメッセージのやり取りをしても返ってくるのは頓珍漢なキラキラハッピーな返信ばかりか、返信がなかったことの方が多かった。
やっと60分の電話相談ができても、キラキラハッピーな異様にポジティブなこれもまた頓珍漢な内容。
”人を変えることはできないが自分は変われる。”
今なら分かるし、DV夫に出会う前はそんなこと自然にやっていたことだ。
それが自然にできなくなったから相談しているのだ。
これは暴力やモラハラがない場合に言えることだ。
私のようなレベルになるともうこんな綺麗事は通用しないし、その方法がわからなくなっているから相談しているのだ。
私はただただ助けを求めて、このような国家資格もない人たちに大金を払った。(日本で活動されてる日本人の人たち)
民間の何とかセラピーの資格を持つ系の人たちだ。
日本の役所にも足を運んだことがあったが、彼らが本気で私を助ける気があるとは思えなかった。
そしてあんなに電話はしないでと言ったのに、夫がいる前でかけてきたために何故役所から電話がかかってくるのが拷問されたため、もう大丈夫ですので二度と電話してこないでくださいと最後のSOSを出したつもりが全く通じなかった。
その時はわからなかったけれど。それはもう私は必死でとりあえず誰でもいいからなんでもいいから私の思いつかないアイデアをくれるならなんでもいい!
それほど切羽詰まっていたから、お金も簡単に払った。
当時はもし夫にこの事がバレたら殴られるかもしれないとリスクを負いながら。
そしてもちろんその選択をしたのも私で、勝手にリスクを負ってまで頼んだ私の責任だと言うのが正論であるのも理解している。
ただその時は藁にもすがる思いだったのだ。
彼らも商売をしているのだ、わかっているがDVの状況に対しての商売は本気で命がかかっているのだ。
あの時はまだ暴力がなくてモラハラだけだったけど、それでも笑って、きっと明るい未来が待ってますよなんて軽々しく言われても全くなんの助けにも参考にも希望にもならなかった。
逆に絶望が深くなっていくだけだった。
宗教にハマっていく人たちの気持ちがわかる。
目に見えない綺麗事を信じ、どんどんお布施するのだ。
信じるものは救われる?
現実は信じてるだけでは救われないのだ。