夜明け前演奏会のお知らせ。
肌寒くなってきた。Yシャツなどは別にして、軽く散歩する時の服装を長袖にしようと決意するようになると、袖に腕を通しながら「ああ、属性が変わったな」と思う。
サラサラした生地から、フワフワもこもこしたやや暖かい生地へ。半袖から長袖へ。
季節の変わり目。変換期。
これは何も季節の変わり目に限らない。
夜から朝へ。朝から夜へ。
毎日属性は変わっている。昼?もちろん昼もそうだよ。
朝が人の世界であるならば、夜は虫の世界であると私は主張したい。虫も寝てる?ううむ。その通りだ。
音の総量の話だ。
とりわけ朝方、夜明け前に散歩をすると、人の生活音よりも虫達の鳴き声の方が勝る。
それが大変に心地よい。
朝の爽やかな空気感に一役買ってくれていると思う。
川辺を散歩していると特に。
川のせせらぎをベースにして、虫達の演奏を聴いてる最中に時折入る車の走行音と鳥達の歌声は、なんだかバンドが担当楽器をかき鳴らしながらステージ上に一人ずつ登壇していくような熱さがある。
そう考えると草葉に乗る朝露はステージライトで、太陽の朝日はスポットライトだな。
この「駆けつけました!」感。
大好きだ。
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