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姿勢改善をロジカルに|働き世代のための【体型リセット】

私は理学療法士のパラレルキャリアの一部として、都内の美容整体サロンとオンラインの2軸で、姿勢分析・歩き方のレッスンをしている。

最近、このレッスンの受講生に大きな変化がみられてきている。

これまでは、

美しく見える姿勢を手に入れたい
下半身太りを解消したい
ヒールをかっこよく履きこなしたい
結婚式までに、どの角度でも美しく見えるように整えたい

そうそう、そうだよね。

といった、いわゆる【女性の美】を追求する要望が多かったのである。
(それゆえ、業界関係者やプロのモデルさんなどが多かった)

しかし、最近は

30〜60代世代の、いわゆるビジネスパーソンや主婦層など需要がどっと増えてきている

のである。

デスクワークでストレートネックやら、首・肩こり、腰痛やらが増えた現在、これに加齢が加わり体の不調がない人などいない。単純に考えれば当たり前である。

ましては、筋力が衰え、みないフリをしていたお腹・二の腕・腰回りの肉付きが如実に加速し、隠しきれなくなるのがこの年代。

これまで、誰に相談していいかわからなかった!
誰にも教えてもらえなかった!
もっと早く知りたかった!

みんなの声。

そして、この人たちの方が、なぜか体の変化や結果が早く出るので驚いている。今日はその内容について、一人の体験記と共にお伝えしたい。


シンプルでロジカルな姿勢分析の実態

私の姿勢分析は至って単純でロジカルなものである。
私自身、面倒な言い回しや変な期待を抱かせるようなセールスは嫌いだからである。(男性脳の典型パターン)

◾️レッスンの大まかな流れ
・まずヒアリングで困っていること・理想を聞く
・そこまでの問題点を洗い出す(ライフスタイル・過去の運動歴など)
・実際に姿勢・歩き方を分析して課題を確かめる
・理想の形までを逆算し、優先順位の高いものからレクチャー
・セルフケアの方法や、やるべきことをフィードバック
・要望あれば、オイルマッサージ(関節や筋膜、筋肉のアンバランスの調整)

トータル70分

ざっとこんな流れであるのだが、まず一言目に皆さんにいただく言葉が

もっと早く知りたかった・・・。

出会いたかった。笑

なのである。

『ふわふわした理想』を現実に引き戻す

自分のプロポーションに満足している人は、本当にいるのだろうか?
少なからず、私の元には現役のモデルさんや俳優さん、その他諸々も通っていただいているのであるが、みんな満足はしていない

毎回驚く素人代表

しかしまぁ、それもそのはず。昔々、4足歩行のおサルさんであった私たちが、2足歩行の人になったのである。それに加え、近年のライフスタイルの凄まじい変化によって、姿勢の崩れは誰にでも生じるようになっている。
(和式⇨洋式の生活、デスクワーク、活動量の変化など・・・)

しかし、そんな姿勢の崩れに反して、みんな理想を姿を持っている。

ノースリーブやスキニーを綺麗に着こなしたい
引き締まったお腹周りを取り戻したい
晴れ舞台に堂々と立ち振る舞いたい

一生尽きない

ちょっと年齢が加速するとこうなる。

首や肩・腰の痛みをどうにかしたい
丸まった背中をまっすぐにしたい

どんな崩れも不調も、ロジカルに考える

みんなそれぞれ、理想も今抱えている体の課題もさまざまであるが、基本はどれも分解していけば解決できるのである。

ロジカルに問題点をピックアップし、それを解決する方法を伝え、確認しながら進めていく

これができれば目標は達成できるのである、というシンプルな話。

例えば
・ノースリーブを着こなしたい(腕を細くしたい)
⇨今着るとどうなる?なぜ着れない?
⇨二の腕の太さは筋肉?脂肪?関節の位置のずれによる見え方?
⇨普段の姿勢・使い方は?トレーニングの前に整えることは?
⇨太くなる使い方の修正、太くならないために効かせるところは?

・猫背をどうにかしたい(姿勢を正したい)
⇨普段の姿勢は?猫背の原因は?
⇨首・胸・腰のどの部分の背骨に問題がある?
⇨背骨からつながる他の部位の位置は?
⇨自分のまっすぐの感覚はずれてない?
⇨本来の位置は?そこに戻すのになにが必要?

淡々と進みます。

一例として、40代のバリバリキャリアマンのCOTAさんの体験談をぜひ読んで欲しい。

思ったのは、普段からロジカルシンキングに長けているビジネスマンだと話が早い!!ということ(本当に。)

納得しながら進められるので、スムーズ。かつ、これから話そうとしていたことをどんどん質問してくれる。(本当にさすが。)

そしてそして、みんなそれぞれジムや宅トレなどでどこかしらで体を鍛えているので、習慣化に入れやすい。

レッスン後に続けるかどうか。

レッスン後、定期的に続けるかどうかは人によりけりなので、私からはあまり言わない。みんなそれぞれ事情も熱量もちがいがあるので、受けた結果必要と思えば続けてもらっている。

(結果、みんな続けてもらっているので、広告費などはかかっていない)

ありがたみ。

一人一人の理想の形と、今の現状とを比較し、逆算し、その差分を埋めるのに必要な大まかな期間はざっくり述べる。
(これは生理学的な知見や、これまでの10年以上の経験から。)

・大体3ヶ月後にはここまで行ける
・半年後にはここまでは行ける
ライフスタイルの変化や体調不良などアクシデントもあると思うので、大まかな提案

先ほどのCOTAさんの1週間後の変化は以下の通り。自分の体の使い方や姿勢への意識がまるで変わっているのである。

狭く、深く、一人に寄り添うワケ。

元々は病院で一人の患者さんと退院までの期間のリハビリを担当していた私。忘れられない数々の経験がある。

30代の自分とほぼ同年代のビジネスマン。出張先で急に脳卒中を発症し半身麻痺になってしまった彼。妻子持ちでこれからという時。まさに絶望の淵。
「歩けるようになりますか?」の彼からの問いに、理学療法士の立場では、「歩けるようになります!頑張りましょう!」などと答えることはできない。(無責任なことは言えない。)
しかし、「歩けるようになる」のを大目標として「まず、歩く以外の方法で(車椅子や歩行器で)、自分で移動が自由にできる」ことをスモールステップとして練習していく。少しずつ積み上げていった結果、「歩けるようになった」かは別として、自分で自由に移動ができるようになることができた。「歩く」ことにこだわるのか、「自分で移動できる」を小目標として世界を広げるのかで、一人の人生は大きく変わる。

こういう経験が糧になっている。

病院でのリハビリとはまた重症度などが違う。しかし基本は同じだ、と病院での勤務を終えたからこそ実感している。

そして「痛くなってから、発症してから」だと少々手遅れになるケースが多い。それにプラスして、本人のモチベーションも難しい。

だからこそ、自分の体や姿勢に対して課題感を感じる、ちょっと前のめりな人こそ、一回ここで見直して欲しいと思うのだ。

今日は、そんな自分の仕事についての話をしたくなったのでまとめてみた。

レッスンの体験談や感想などをマガジンにまとめたので、気になる方はぜひ覗いて欲しい。


では、また!

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kaho|理学療法士・パラレルワーカー
最後まで読んでくださりありがとうございます^^! こんな感じでダイエット・美容からキャリアの話まで、ちょっとためになるようなお話をお伝えしていますので、また読みに来てくださいね❣️

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